投稿者: 吉田寮自治会

  • 2022年9月6日:「現棟の老朽化対策に向けた話し合いの再開と現棟の継続的補修を求める要求書」への2022年9月1日付けの大学当局の回答に対する声明

    「現棟の老朽化対策に向けた話し合いの再開と現棟の継続的補修を求める要求書」への2022年9月1日付けの大学当局の回答に対する声明

    2022年9月6日
    吉田寮自治会

     2022年8月5日、吉田寮自治会は京都大学役員会に宛てて「現棟の老朽化対策に向けた話し合いの再開と現棟の継続的補修を求める要求書」(以下「220805要求書」)を提出し、吉田寮現棟の抜本的老朽化対策に向けた話し合いの再開と、現棟を維持管理するための小中規模の補修の継続を要求しました。また大学当局が補修を拒否し続ける場合、寮自治会として現棟を維持管理するための小中規模の補修を独自に行わざるを得ないこと、具体的には居住棟の屋根の修繕を予定していることを伝えました。

     要求書の回答期限である8月12日、京大教育推進学生支援部厚生課窓口より、時間的制約により回答できないとの返答を受けました。これを受け寮自治会は回答期限を8月22日まで延長しました。8月24日に厚生課窓口を訪ねたところ、「8月末に過半数の役員が集まる場において220805要求書を咨る」という内容の回答を受けたため、寮自治会は役員会の回答を待つことにしました。

     その結果、2022年9月1日、教育推進学生支援部厚生課よりメールで「要求書に対する回答」だとして、「回答」なる文章(以下「220901回答」)を添付ファイルの形で渡されました。本文章には、後述のとおり回答者名が記されていませんが、上述の厚生課職員の発言から、役員らの協議を経て提出された京都大学役員会としての回答であると解します。

    =======220901回答全文=======

    吉田寮 御中

    京都大学が所有・管理する吉田寮には、現在、居住を認めておりません。

    現棟における2018年台風被害により応急処置として設置したブルーシートについては、その役割を果たせていない現状が確認できたならば、再度ブルーシートを設置することを考慮しますが、その他の現棟の補修を行うことはありません。いずれにしても現棟については耐震性能を欠く危険な状態ですので直ちに退去して下さい。また、新棟についても躯体にかかる補修以外を行うことはありませんので、新棟に居住する者にも、寮からの速やかな退去を求めます。

    また、大学の所有・管理する施設を許可なく補修する行為は認めません。独自の補修は危険も伴いますので、無責任な行為は厳に慎むよう求めます。

    220901回答に対する表明と再要求

    吉田寮自治会は220901回答を受けて、以下の通り表明と、京大役員会への再要求を行います。各項目について詳細は後述します。

    1、220901回答には執筆者名が記されておらず、無責任です。本回答について責任をもつ主体を明らかにすることを要求します。また220805要求書をどのような場で検討し、どのような議論を行ったのか、討議内容(議事録など)の開示を求めます。

    2、220805要求書で要求した2項目の内、第一項「現棟・寮食堂明け渡し請求訴訟を取り下げ、現棟老朽化対策に向けた吉田寮自治会との協議を再開すること」について回答がありません。改めて老朽化対策についての話し合いの再開について、役員会としての見解を求めます。

    3、現棟は京都大学の福利厚生施設であり、京大当局が維持管理のための補修すら拒否するのは不当であり抗議します。

    4、大学当局が補修を拒否し続ける中、これ以上寮自治会として現棟の老朽化を黙って見過ごすことはできません。現棟の福利厚生機能を維持し、将来的な補修存続の可能性を絶たないため、吉田寮自治会として現棟の自力補修に着手します。
     この点について220901回答は、独自の補修を認めないと述べていますが、自らは何らの理由なく補修を拒否しておきながら、寮自治会が行う補修すらやめさせようというのはあまりに理不尽であり、受け入れることはできません。

    5、2018年に台風被害の応急処置として設置され現在劣化しているブルーシートについて、220901回答は「再設置を考慮する」と述べました。しかしこれまで寮自治会の再三の要求にもかかわらず放置されてきた経緯を鑑みると、大学当局に委ねた場合に果たして本当にブルーシートが適切に再設置されるのか疑問を持たざるを得ません。
     そのため、今回独力での再設置を予定していた北寮居住棟のブルーシートについては、吉田寮自治会として再設置を行うこととします。一方北寮居住棟以外の箇所のブルーシートについては大学当局が早急に確認・再設置を行うことを求めます。

    6、220901回答は、現棟は耐震性を欠いているため寮生は立退くようにと述べています。しかし吉田寮自治会は、現棟の老朽化は法的に立ち退きを強要できるほどではないと考えています。
     その上で、安全確保のためには現棟の老朽化対策を行い安全性・耐震性を高めることが根本的な解決策です。ところが2015年以降、大学当局はそれまで積み上げてきた現棟老朽化対策の議論を白紙化し、自らはなんらの代案を示すこともせず、寮自治会の補修要求を退けています。そのような状況で、安全確保のために立ち退けというのは矛盾しています。大学当局が老朽化対策を棚上げにしたまま寮生の立ち退きに執着しているのは、現棟・吉田寮の今後のあり方について決定するプロセスから吉田寮自治会など当事者を締め出して、執行部の独断で現棟を取り壊したり、福利厚生施設・自治空間としての質を大きく損なう形で吉田寮を解体再編することが意図されているのではないか、という不安がぬぐえません。大学当局には、寮生の一方的な立ち退き強要を取り下げ、話し合いのもとに問題解決をはかることを求めます。

    各項目についての詳細

    1、文責のない無責任な回答である点について

     220901回答には執筆者名が記されておらず、本回答について責任をもつ主体が曖昧にされています。大学当局はこれまでにも、過去に学生担当理事との間で結ばれた確約書について「理事個人が約束したものに過ぎないため無効である」などといった事実に反し無責任な見解を示してきました。ましてや今回のように責任主体が明示されない回答では、より酷い責任逃れが行われる可能性が高いです。

     したがって、本回答についての責任主体をきちんと明示することを求めます。なお冒頭に述べたとおり、本回答の経緯として役員会の協議を経ていることはすでに確認済みですが、改めて220805要求書をどのような場で検討しどのような議論を経て本回答に至ったのか討議内容(議事録など)の情報公開を求めます。

    2、話し合い再開の要求への回答がないことについて

     今回220805要求書で吉田寮自治会から要求したのは以下の2項です。

    1、現棟・寮食堂明け渡し請求訴訟を取り下げ、現棟老朽化対策に向けた吉田寮自治会との協議を再開すること。

    2、抜本的な老朽化対策を行うまでの間、吉田寮自治会と協力して、継続的に適切な現棟の修繕を実施すること。

     このうち「2」に対しては今回、ブルーシートの再設置を除いて一切対応しないとの回答が得られました。この問題については後述します。

     一方「1」について、220901回答では一切言及していません。そもそも役員会が問題にしている「耐震性の問題」を生んでいる原因は、役員会が2015年以来、現棟の抜本的老朽化対策についての話し合いを白紙化し、以来寮自治会が提出している現棟改修案を無視し続けていることにあります。現棟の老朽化対策に向けた話し合いの一刻も早い再開について、役員会として回答することを改めて要求します。

    3、現棟の維持管理のための小中規模補修の拒否について 

     220901回答において、京大当局はブルーシートの再設置を除いて一切の現棟の補修に対応しないとしました。しかしその理由は一切説明されていません。

     吉田寮現棟は木造建築であり、屋根の修繕など小中規模の継続的補修を行うことで非常に長期間にわたり使い続けることができます。現棟の福利厚生施設としての機能を維持し、将来的な補修存続の可能性を絶たないためには、小中規模の継続的な補修が必要不可欠なのです。まして京大当局は現棟の老朽化対策や今後の取り扱いについて何ら具体的なプランを示していないのですから、もし仮に現棟に寮生が居住していなかったとしても、現棟の維持管理を行う責任があるはずです。

     以上より、京大当局が現棟の小中規模の補修を拒否するのは明らかに不当であり、再考を求めます。少なくとも補修を拒否する理由を説明するべきです。

    4、当局が現棟の自力補修すらやめるよう求めていることについて

     上述の通り、現棟の維持管理のための小中規模の補修は、本来大学当局が責任をもって行うべきです。しかしその上で大学当局が補修を拒否し続ける以上は、寮自治会として、福利厚生機能を維持し、将来的な補修存続の可能性を絶たないために、必要な修繕や応急処置を行わざるを得ないと考えています。

     ところが220901回答は「大学の所有・管理する施設を許可なく補修する行為は認めません。」とし、寮自治会として現棟の自力補修を行うことを「無責任な行為」であり「厳に慎むよう」にと述べました。

     当局自らは、現場確認すらせずに補修することを拒否し、その上当事者が必要に迫られて独自に補修を行うことすらやめさせようというのは、あまりに理不尽です。まるで京大当局は、現棟の老朽化が進んで、寮生を強制的に立ち退かせやすくなること、現棟の補修存続が不可能になることを待ち望んでいるかのようです。大学当局は独自の補修が「無責任」だと言って非難しますが、必要な補修を行わずただ老朽化を進行させることの方がよほど無責任ではないでしょうか。

     また京大当局は「独自の補修は危険も伴いますので、」としていますが、今回吉田寮自治会が予定している屋根の補修は、寮生が屋根に登って補修するのではなく、瓦店に依頼して、足場の設置など各種安全対策を施した上でプロの職人が行う補修工事です。「独自の補修は危険」だと断定する根拠はありません。もしも京大当局が監修しなければ問題があるというならば、当局が責任をもって補修に取り組むべきであり、それを一切放棄して寮生が自力補修を行う必要に迫られる状況を作りながら、根拠もなく「危険も伴いますので、無責任な行為は厳に慎むよう求めます」というのは不条理です。

     私たちは、吉田寮の自治運営を担い続けてきた立場として、吉田寮現棟をきちんと維持管理し将来へと繋げる責任の一端を負っています。それゆえ、これ以上現棟の維持管理を当局がサボタージュする状況を黙って見ているわけにはいきません。福利厚生施設である吉田寮の補修のための経済的負担が寮生らにしわ寄せされるのは甚だ遺憾ですが、寮自治会として独自での補修を行います。念のため付け加えますが、本件補修は現棟の抜本的老朽化対策を行うまでの間、現棟を維持管理するための最低限の修繕・原状回復であって、建物に手を加えるような増改築ではありません。

     もちろん今回屋根の自力補修を行うからと言って、本来大学当局が補修を行うべきとの考えは変わりません。大学当局が現在の方針を見直して、寮自治会との協力のもと、現棟の小中規模の補修に取り組むことを求めます。

    5、ブルーシートの再設置について

     220901回答では、唯一、2018年の台風被害で応急処置として設置されたブルーシートについては「機能を果たしていないことが確認されれば再設置することを考慮する」としました。現棟の維持管理のためには応急処置のみでは不十分であり、応急処置しか行わないとする当局の姿勢は問題ですが、京大当局がブルーシートの再設置を行うこと自体には全く異論はありません。しかし大学当局は、これまでブルーシートの再設置を含む全ての吉田寮自治会からの現棟補修要求を無視してきました(少なくとも2020年9月25日に吉田寮自治会は大学厚生課窓口を通じてブルーシートの劣化を報告し再設置を要求しており、「現状の確認についても含めて、そのような話があったことは大学に伝えます」との回答を受けました。しかしその後一切の返答も現場確認も行われませんでした。また2022年7月12日に再度屋根の補修を要求した際も何らの理由もなく拒否されました)。今回の再度の補修要求についても1ヶ月にわたり回答を待たされた上、「再度ブルーシートを設置することを考慮します」など非常に歯切れの悪い回答が、責任者すら明示せずに行われるに止まりました。これらを考慮すると、このまま大学当局にブルーシートの再設置を委ねた場合に、果たして実際に施工がされるのか、されるとしても相当後日へ引き延ばされるのではないか、甚だ不安です。

     したがって、今回寮自治会側で自力補修を予定していた北寮のブルーシート再設置については、やはり寮自治会として実施することとします。ただし、2018年の台風被害で設置されたブルーシートは他にもあるため、それらについては大学当局が早急に再設置することを求めます。

    6、安全確保のためには寮生の退去ではなく現棟の老朽化対策を行うべきであること

     220901回答で大学当局は、寮生の現棟での居住を認めておらず、耐震性を欠くため早急に立退くようにと述べています。このことについて今一度反論します。

     まず、大学当局が吉田寮生の退去を決定したとする2017年12月19日の「基本方針」は、吉田寮自治会との何らの合意も話し合いもなく一方的に通知されたものです。これは長年にわたって吉田寮自治会と大学当局が締結してきた「大学当局は吉田寮の運営について一方的な決定を行わず、吉田寮自治会と話し合い、合意の上決定する」という確約に明らかに違反しています。

     次に現棟の安全性について、現在進行中の明け渡し訴訟においても争点の一つとなっていますが、寮自治会としては現棟の老朽化は法的に退去を強要できるほどの「朽廃」には至っていないと考えています。

     とはいえ築100年以上が経過する中、現棟の耐震性・安全性の向上は重要な課題であり、長年にわたり寮自治会と大学当局は現棟の老朽化対策について協議してきました。2012年には現棟の建築的意義が認められ、大規模補修に向けて継続協議するという合意を交わし、以降具体的な補修方法について議論を積み重ねてきました。ところが2015年、京大当局は寮自治会との話し合いを一方的に打ち切り、自らは何らの代案も提示しないまま、寮自治会の具体的な現棟改修案を無視するようになりました。この状態が以後7年近く続いています。さらに2019年には寮自治会から、現棟を一時的に退去することを含めた譲歩案を提示して話し合いの再開を求めました。しかし大学当局はそれすら一蹴して一切の意見のすりあわせを拒否しました。

     こうした経緯を踏まえれば、大学当局が「耐震性」を理由に退去を迫ること自体がおかしいのです。真に安全確保を達成するためには、2015年までの議論の積み重ねを尊重し、現棟の抜本的老朽化対策に向けて寮自治会との話し合いを再開することが、もっとも有効な解決策です。それを行わずに寮生の退去のみを執拗に迫る大学当局は、福利厚生施設である吉田寮を縮小・閉鎖することで困窮する学生のことをあまりに軽視しています。また寮生を退去させることで、現棟や吉田寮の今後のあり方について決定するプロセスから吉田寮自治会や関係当事者を締め出し、これまで吉田寮が積み重ねてきた福利厚生施設・自治空間としての実践(その具体例は2019年9月20日付け「吉田寮の未来のための私たちの提案」で詳述しています)を踏まえず、その価値を蔑ろにする吉田寮の解体再編が強行されるのではないか、という懸念を払拭できないのです。

     なお220901回答では「また、新棟についても躯体にかかる補修以外を行うことはありませんので、新棟に居住する者にも、寮からの速やかな退去を求めます。」としていますが、これは全く文意が不明です。もとより新棟は築10年に満たない新築建造物であり、安全対策とは何ら無関係であることははっきりしています。にもかかわらず寮生の退去を求めるのは不当です。

  • 2022年8月16日:「現棟の老朽化対策に向けた話し合いの再開と、現棟の継続的補修を求める要求書」の回答期限延長について

    2022年8月16日
    吉田寮自治会

     吉田寮自治会が2022年8月5日に京都大学役員会へ提出した「現棟の老朽化対策に向けた話し合いの再開と、現棟の継続的補修を求める要求書」に対して、回答期限とした8月12日付で、大学当局より以下の返答がありました。
    「時間的な制約により本日の回答は不可となりましたのでお知らせします。回答若しくは回答の有無については別途、お知らせします」

     吉田寮自治会は、8月5日付の声明「吉田寮現棟の補修に関する京大役員会への要求書提出と現棟屋根の自力補修計画について」で述べている通り、京大役員会が、従来行ってきた現棟の小中規模の補修すら拒否し続けている現状では、遺憾ながら、現棟の老朽化を防ぐために自らでこうした補修を行わざるを得ないと考えています。
     もちろん本来であれば、京都大学の福利厚生施設である吉田寮の補修は、京都大学の責任において行われるべきです。大学当局が現棟の抜本的老朽化対策のために寮自治会との話し合いを再開すること、それまでの間、大学の責任において継続的かつ適切な現棟の小中規模の補修が行われることが、最も望ましいと私たちは考えています。
     今回の回答を受けて、京大役員会が、今回の吉田寮自治会からの呼びかけに対して前向きな対応を検討していることを期待し、8月22日(月)まで回答期限を延長します

  • 2022年8月5日:吉田寮現棟の補修に関する京大役員会への要求書提出と、現棟屋根の自力補修計画について

    吉田寮現棟の補修に関する京大役員会への要求書提出と
    現棟屋根の自力補修計画について

    2022年8月5日

    吉田寮自治会

     こんにちは、吉田寮自治会です。

     この度吉田寮自治会は、京都大学役員会に対して、吉田寮現棟の老朽化対策に向けた話し合いの再開と、抜本的な老朽化対策を行うまでの現棟の継続的補修を求める要求書を提出しました。

     吉田寮自治会はこれまでにも再三にわたりこれらを大学当局へ求めてきましたが、残念ながら役員会は、寮自治会との話し合いを拒否し、現棟=木造建築の老朽化を防ぐために必要な継続的な補修・メンテナンスをも拒んでいる状況が続いています。

     そのため私たちは、これ以上当局が補修を拒否するのであれば、寮生の生活環境を維持し、また歴史的建築的価値を有する現棟の将来的な補修存続に向けて、自分たちで現棟の小中規模の補修を行わねばならない段階に至っていると考えています。これまでにも寮自治会は吉田寮を自治運営する主体として様々な形で自力補修(小規模補修)を実施してきましたが、今回より規模の大きい、現棟の屋根瓦の修繕・応急処置を、瓦屋さんに依頼して実施することを計画しています。

     本声明では、私たちが自力補修を行わねばならない理由と、現在計画している現棟の屋根の自力補修について、お知らせします。

    1、なぜ自力補修を行わねばならないのか

     一言で言えば、

    ①京都大学役員会は、従来大学の責任として行なってきた現棟の修繕をサボタージュしている。

    ②吉田寮自治会は、将来的な現棟の大規模改修に向けて、寮生の生活環境を維持し建物の補修可能性(建築的・歴史的価値)を損なわないため必要な手段を講じる必要がある。

    ということです。

     役員会の補修サボタージュについては、以下の文章も参照ください。

    「吉田寮近況報告①:当局による補修サボタージュ問題について」(2021年10月14日裁判報告集会資料)https://www.yoshidaryo.org/archives/sosho/1934/

    ●現棟老朽化対策をめぐる経緯

     まず前提として、大学役員会が現在現棟の老朽化を理由に寮生の退去を強要していること自体の問題性について、整理します。

     かねてから主張しているように、現棟は法的に強制立ち退きを行えるほどに老朽化(朽廃)しているわけではありません。とはいえ、100年以上が経過する中、現棟の耐震性・安全性の向上は重要な課題であり、20年以上にわたり大学役員会との間で現棟老朽化対策について協議してきました。2012年には現棟の建築的意義(後述)が認められ、大規模補修に向けて継続協議するという合意を交わし、以降具体的な補修方法について両者は議論を進めてきました。 
     ところが2015年、役員会は寮自治会との話し合いを一方的に打ち切り、寮自治会の具体的な現棟改修案(※1)に対して「検討中である」以外には一切の回答を行わないようになりました。その挙句、2017年12月には建物の老朽化を根拠にして寮生の立ち退きを迫るようになったのです。2019年に寮自治会は条件付きで現棟から一時的に退去することも含めた妥協案を提示しました(※2)が、大学役員会はそれすら一蹴して明け渡し訴訟を提訴しています。

     こうした経緯を踏まえれば、京大役員会が「老朽化」を理由に寮生に立ち退きを迫ること自体がおかしいのです。役員会が真に寮生の安全確保を考えるならば、寮生の追い出しに費やされる費用や時間を用いて建物の改修を行うことが、最も有効なはずです。それを避けている役員会は、吉田寮のあり方(自治)について意見の異なる他者を決定プロセスから締め出すために寮生の追い出しに固執しており、寮生の安全確保を二の次にしていると考えざるを得ないのです。

    ●京大役員会による補修サボタージュ

     加えて問題なのは、現在大学役員会が、日常的なメンテナンスを含め現棟の継続的な維持管理責任を一切放棄しているということです。

     現棟のような伝統的木造建築は、日々のメンテナンスを絶やさないことで、非常に長期間に渡って使い続けることができます。例えば樹木を剪定したり、細かい雨漏りを修繕したりです。こうした小中規模の修繕については、従来基本的には、寮自治会と当局の折衝に基づいて、大学の予算において対処されてきました。吉田寮は経済的その他の事情で困窮する学生にも学ぶ権利を保障する福利厚生施設であり、その修繕は公的な負担により行われるべきだからです。とは言っても、自治空間である吉田寮においては、当局や業者に建物の維持管理をゆだねるのではなく、実際にそこを利用する寮生・寮外生が建物の状態をチェックし、自分たちでできる補修活動は自分たちの手で行ってきました。

     ところが2018年9月の「退去期限」を過ぎると、大学役員会はほぼ全ての現棟の小・中規模補修を拒否するようになりました。これは、建物の維持管理のための負担を全面的に使用者にしわ寄せさせることであり、「当局の責任において吉田寮の補修を行う」という旨の確約(※3)にも明確に違反しています。

     役員会が現棟の補修をサボタージュすることは、寮生の生活環境を脅かすばかりか、現棟の老朽化を進行させてしまい、将来的な現棟の補修存続の可能性をすら危ぶませることに繋がります。

    ●京大役員会による吉田寮現棟の歴史的・建築的価値の軽視

     現棟の歴史的・建築的価値は寮外の多くの専門家からも指摘されています。建築士の調査で、吉田寮は旧制第三高等学校から移築・転用されたものであり、寮食堂と現棟の一部は京大最古の建築物である、ということがわかっています。2015年には日本建築学会近畿支部と、建築史学会が、京都大学山極壽一総長(当時)あてに現棟の保存要望書を提出しています。

     従来京大役員会は、こうした価値を一定認めてきました。2012年に吉田寮自治会と赤松明彦学生担当理事(当時)は、現棟の建築的価値について認め、それを最大限尊重する方法で老朽化対策を進めるという確約書を締結しています。そこで確認された価値とは、①日照や風通しなど生活空間として優良であること、②建築史から見て価値があること、③1世紀にわたり自治空間として動態保存されてきたこと、です。

     また2019年2月に発出された川添信介学生担当理事(当時)の文書「吉田寮の今後のあり方について」でも、「現棟の建築物としての歴史的経緯に配慮する」という一文が添えられました。

     現在大学役員会が現棟の老朽化対策に関する一切の対応を拒むのは、こうした自らの見解にすら明らかに矛盾しています。言葉とは裏腹に「このまま老朽化が進めば、寮生を追い出したり現棟を取り壊すいい口実になる」というのが当局の本音であり、建築的価値のある現棟の補修存続の選択肢を、意図的に切り捨てようとしていると言わざるを得ません。

    ※ 現棟の建築的価値を評価する報告書や論文、要望書

    ・旧制第三高等学校並びに京都帝国大学時代の歴史的建造物の現況調査報告書(西澤英和ほか・2005年)

    ・京都府近代和風建築総合調査報告書(京都府教育委員会・2009年)

    京都大学寄宿舎吉田寮食堂建築物の調査実測によるその京都大学内で最古の建築物である実証(山根芳洋・2012年)

    京都大学吉田寮舎の中に息づく京都大学前身創設時寄宿舎についての調査実測による実証と考察(山根芳洋・2012年)

    京都大学吉田寮の保存活用に関する要望書(日本建築学会近畿支部・2015年)

    京都大学寄宿舎吉田寮の保存活用に関する要望書(建築史学会・2015年)

    ●2018年の台風被害に対する役員会の不作為

     今回の自力補修の対象である、2018年の台風被害を見ればこの問題が明らかです。

     2018年9月に関西地方を襲い甚大な被害をもたらした台風21号では、吉田寮も倒木により屋根が損傷する被害を被りました。当時大学役員会は倒木の撤去と屋根の損傷箇所をブルーシートで覆う応急処置を行いました。しかしそれ以降は、寮自治会の度重なる要求にも関わらず、抜本的な修繕作業も再度の応急処置すらも行わず、損傷を4年間にわたり放置し続けてきました。結果としてブルーシートが紫外線や強風で劣化し、今日では屋根の損傷箇所が雨ざらしになっています。寮生の生活環境を損なうことはもとより、建物の老朽化を促進させ、建築的価値を有する現棟の補修可能性を損なう不作為です。なぜ修繕や応急処置すら行わないのかという指摘に対し、残念ながら役員会は沈黙を続けています。

    ● 自力補修活動の必要性

     本来、経済的に困窮している人でも大学に通う権利を保障する「福利厚生施設」である、吉田寮の建物の修繕に要するコストは、大学により公的に工面されるべきです。しかし、もはや当局が一切の現棟の修繕義務を放棄し、建築的価値を蔑ろにしている現状では、寮自治会など当事者による建物の維持管理がますます重要となっています。

     吉田寮自治会はこれまでにも、小規模な自力補修(樹木の剪定、小規模な雨漏りの修繕、床下の腐食した部材の交換、土壁の修繕など)について、専門家の助力も得ながら、自分たちの手で行なってきました。今回屋根の損傷の修繕という、比較的規模の大きな屋根の補修作業について、屋根瓦業者に依頼して実施することを計画しています。

    ● 大学役員会への要求:話し合いの再開と老朽化対策

     私たちは、現棟の今後についてはあくまでも大学役員会と吉田寮自治会など関係当事者が話し合って決めるべきであり、双方の協力の下に老朽化対策を行いたいと考えています。今回実施を検討している自力補修についても、あくまで大学役員会が責任を放棄している、修繕や応急処置を行うものであり、増築・改築を伴うものではありません。

     私たちは、吉田寮の安全性を向上させ、さらにより良い場所にしていくため、話し合い協力するべきです。現在役員会により行われている明け渡し訴訟は、寮生を退去させることの是非が争点となり、肝心の現棟老朽化対策を遅延させ続けています。大学役員会は、本来老朽化対策のために割くべき知恵・労力・資金・時間を明け渡し訴訟に費やすことはやめ、早急な老朽化対策に向けた話し合いのテーブルへ着いてください。また老朽化対策についての合意形成に至るまで、継続的かつ適切な吉田寮の補修を、大学の責任においてきちんと行なってください。

    (※1) 吉田寮自治会は2013年1月より、「京都市歴史的建築物の保存および活用に関する条例」を現棟に適用し、できる限り現在の様態を維持して補修する案を提示しています。吉田寮現棟は、建築基準法制定以前に建設された建物であるため、大幅な増改築に際して現行の建築基準法が定める規定に適合させることが求められます。この場合大規模木造建築である現棟は、例えば木造建築物の面積制限などから価値のある意匠や形態を保存して使用し続けることが困難になります。こうしたケースに対応するため「京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例」があります。本条例を吉田寮現棟に適用することで、建築基準法のいくつかの制限を適用除外しつつ、吉田寮という個別のケースに適した柔軟な補修を行い、吉田寮現棟の構造・意匠を出来る限り残し、かつ耐震性・耐火性を向上させることができます。

      2018年7月の川添信介学生担当理事(当時)との少人数交渉では、吉田寮自治会は本案に加えて、部分的な建て替えや増寮も含めた複数の改修案を提示して検討を求めました。川添理事は「検討する」と回答しましたが、その後4年間一切の具体的な回答は得られていません。

    (※2) 2019年2月20日「吉田寮の未来のための私たちの提案」https://www.yoshidaryo.org/archives/seimei/495/

    (※3) 150212確約書「項目6-2 吉田寮の補修について:大学当局は吉田寮現棟にとって老朽化対策が早急に必要であることを認め、老朽化対策のための処置が完了するまでには、食堂をはじめとする共有スペースも含め、吉田寮の補修を継続して行う。また、処置完了後も、必要に応じて補修を行う。」

    2、今回予定している自力補修について

    ●具体的な損傷状況と修繕方法

    <中寮屋根>

    (損傷状況)

     2018年の台風被害により、屋根瓦が欠損・破損していたり、軒先の雨樋や軒天が破損している箇所があります。また経年劣化による屋根瓦の破損や、通風用の小屋の損傷、雨水を流す谷板金の目詰まりなどが生じています。

    (修繕方法)

     欠損したり傷んでいる瓦の差し替え、腐朽している野地板の修繕、通風用の小屋の葺き替え、通風口や熨斗瓦(屋根の頂点(陸棟)を構成する平らに積む瓦)と、桟瓦(屋根の平面を構成する瓦)との隙間を埋める漆喰の補修、一部陸棟の解体再構築などを行います。なお現棟の屋根瓦は基本的に緊結されていませんが、今回瓦を葺き替える際は可能な範囲で銅線による緊結を行います。

    <北寮屋根>

    (損傷状況)

     2018年の台風被害により、屋根瓦が欠損したり、屋根の構造が破損している箇所があります。2018年当時ブルーシートによる応急処置が行われましたが、その後放置され続けたため、ブルーシートが劣化し雨が吹き付ける状態となってしまっています。

    (修繕方法)

     本格的な修繕を行うには工務店など複数の職人の連携が必要となり、経済的負担も大きく時間を要するため、今回はさしあたって、ブルーシートによる応急処置を再度行うことにしました。劣化したブルーシートを取り除き、より耐久性・防水性の高いブルーシートで損傷箇所を覆い、これ以上雨水が侵入しないようにします。

    ●見積額

    全ての工事を合わせて、1,118,040円の費用がかかる見積もりです。

    大まかな内訳は以下の通りです。

    ・欠損・損傷している瓦の差し替え・葺き直し:121,000円

    ・通風用小屋の葺き直し・谷板金交換ほか:210,540円

    ・陸棟の修繕:137,500円

    ・軒先腐敗箇所の修繕:220,000円

    ・ブルーシートによる応急処置:132,000円

    ・作業用足場、諸経費:297,000円

    3、カンパのお願い

     今回予定している自力補修には上記の通り高額な費用を必要としており、吉田寮自治会の財政のみで実施していくことは困難です。そこで、もし今回大学役員会が補修を拒否し自力補修を実施せざるを得なくなった場合、広くカンパを募りたいと考えています。吉田寮自治会の主張に賛同いただける皆様、可能であれば、カンパという形で自力補修へのご支援をお願いします。具体的な呼びかけは、要求書の回答期限である8月 12日以降に、吉田寮公式サイトなどで発表いたします。

  • 2022年8月5日:現棟の老朽化対策に向けた話し合いの再開と 現棟の継続的補修を求める要求書

    現棟の老朽化対策に向けた話し合いの再開と現棟の継続的補修を求める要求書

    京都大学総長 湊 長博 殿
    戦略調整、企画、学生、環境安全保健担当理事・副学長・プロボスト 村中 孝史 殿
    男女共同参画、国際、渉外(基金・同窓会)担当理事・副学長 稲垣 恭子 殿
    研究倫理、研究公正、研究規範担当理事・副学長 北村 隆行 殿
    総務、労務、人事、危機管理担当理事 串田 俊巳 殿
    国際渉外、海外同窓会担当理事 久能 祐子 殿
    オープンイノベーション担当理事 澤田 拓子 殿
    研究、評価担当理事・副学長 時任 宣博 殿
    広報、地域貢献・社会発信担当理事 野崎 治子 殿
    教育、情報、図書館担当理事・副学長 平島 崇男 殿
    財務、施設、入試、産官学連携担当理事・副学長 村上 章 殿

    2022年8月5日

    吉田寮自治会

     私たち吉田寮自治会は、これまで吉田寮現棟の老朽化対策を希求し、大学当局に対して具体的な現棟改修案を提出して、改修方法について協議することを求めてきました。2015年に杉万俊夫学生担当理事(当時)は、担当理事として寮自治会の現棟補修案に賛同し、両者は具体的な補修方法の議論を進める段階に至っていました。しかしその後京都大学役員会は、寮自治会との話し合いを一方的に打ち切り、寮自治会の現棟補修案に対して約7年間にわたり「検討中」という以外一切のレスポンスを行わなくなりました。この状況は現在も続いており、当局は2019年2月の文書「吉田寮の今後のあり方について」で、現棟について「将来、安全確保に加えて収容定員の増加や設備の充実等を図りうる措置を講じた上で、学生寄宿舎として供用する」と述べたのみで、現棟改修に向けた具体的な代案は一切提示されていません。

     私たちは一貫して、現棟老朽化対策のための協議の再開を求めていますが、同時に抜本的な老朽化対策が行われるまでの間、現棟の適切な維持管理を行うことも必要不可欠だと考えています。従来、現棟の継続的な小中規模の補修・メンテナンスは、吉田寮自治会と大学当局との協議に基づいて、基本的には大学の経済的負担により行われてきました。これは吉田寮が京都大学の福利厚生施設であるためです。大学の負う補修義務は確約書においても明記されています。

     ところが2018年秋以降、京都大学はほぼ全ての現棟の小中規模の補修を拒否するようになりました。2021年には教育推進学生支援部厚生課窓口を通じて、”現棟については建物の躯体整備を含め補修を行わない”という内容の見解が示され、寮自治会として即時抗議の意思を表明しています。直近では2022年7月16日にも、現棟の居住棟の屋根の損傷を修繕するよう改めて要望しましたが、「修繕は行わない」との回答を受けました。

     吉田寮現棟は京都大学の重要な福利厚生施設であり、また歴史的建築的にも大きな価値をもつ建物でもあります。日本建築学会近畿支部・建築史学会の現棟保存活用要望書をはじめ、現棟の改修方法や今後のあり方には学内外の多くの人々も関心を寄せています。

     大学が現棟の修繕やメンテナンスを行わず、また抜本的老朽化対策を先延ばしにし続けることは、寮生の生活環境を脅かすのと同時に、現棟の老朽化を進行させ、将来的な補修存続を困難にすることを意味します。本来であればとうに実行できていてもおかしくない、寮自治会の現棟改修案を無視し、自らはなんら具体的な改修計画を示さず、その上継続的な補修義務すらを放棄して、結果現棟の存続可能性が失われるようなことになれば、これは京都大学として重大な責任問題ではないでしょうか。またこれは、大学当局自身が2012年から2015年の確約において現棟の建築的価値を認め、前述の「吉田寮の今後のありかたについて」でも「現棟の建築物としての歴史的経緯に配慮する」と明言したこととも明らかに矛盾するのではないでしょうか。

     私たちは、京都大学当局が、吉田寮自治会からの現棟補修の要望を頑なに拒否していることに抗議し、以下2点を改めて要求します。8月12日までに文書で回答してください。

    1. 現棟・寮食堂明け渡し請求訴訟を取り下げ、現棟老朽化対策に向けた吉田寮自治会との協議を再開すること。
    2. 抜本的な老朽化対策を行うまでの間、吉田寮自治会と協力して、継続的に適切な現棟の修繕を実施すること。

     なお大学当局がこれらを拒否し続ける以上、私たち吉田寮自治会は、吉田寮に居住している立場として、また吉田寮の運営と維持管理に責任をもつ立場として、現棟の生活環境を維持し、また歴史的建築的価値を有する現棟の将来的な補修存続の可能性を絶たないために、できうる限りで、独自に現棟の修繕・応急処置(自力補修)を行わざるを得ないと考えています。

     現在別紙「吉田寮現棟の補修に関する京大役員会への要求書提出と現棟屋根の自力補修計画について」のとおり、現棟居住棟の屋根の修繕を業者に依頼することを予定しています。繰り返しますが本来であれば大学の経済的負担により行われるべき修繕であり、寮自治会としてもこのように規模の大きい補修を寮自治会の負担において行わざるを得ないことは遺憾でなりません。しかし、吉田寮と吉田寮現棟の未来が役員会により全く不透明な状態に置かれている中、みすみす現棟の老朽化を看過することはできません。

     大学当局が現在の方針を見直し、現棟老朽化対策や継続的補修について前向きな対応を行うことを切に願います。なお自力補修に関してなにがしかの意見がある場合は、相当する合理的な理由と代替措置を提示することを求めます。

  • 2022年5月23日:来寮制限の解除について

    吉田寮自治会執行委員会
    2022/05/23

    5月11日付「2022年5月11日:吉田寮におけるコロナウイルス感染者について」の続報です。当該報告にて、皆様には吉田寮への訪問を控えていただくようお願いしておりました。その後、12日から17日にかけて13人の感染が新たに判明しましたが、それぞれ順次回復に向かっています。また、陽性者・濃厚接触者は指定された期間の隔離を経て、5月18日以降は寮内で新たな陽性者が判明しませんでしたので、通常通り訪問いただけます。

    しかしながら寮内のトイレなど一部設備についてゾーニングを継続していますので、来寮の際はイベント主催者や寮生に確認をとるようお願いします。

    皆様にはご心配おかけしました。ご協力ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。

  • 2022年5月11日:吉田寮生の新型コロナウィルス感染について

    2022年5月11日、吉田寮生5名が新型コロナウイルス感染症に感染していることが判明しました。本人らから行動履歴の聞き取りを行ったところ、濃厚接触者も複数名確認されました。現在も行動履歴の確認を継続中です。

    現在、感染者当人及び濃厚接触者は自室にてそれぞれ1人で静養・隔離しており、生活に必要な物資は寮から支給するという形で隔離を行っています。

    濃厚接触者の検査結果が未だ出ておらず、他の感染者がいる可能性を排除できないため、大変申し訳ございませんが、皆様には続報のあるまで吉田寮への訪問を控えていただくようお願い申し上げます。

    再開の折にはまた本公式サイトにてお知らせ差し上げます。続報をお待ちください。


    ※2022年5月23日、来寮制限については解除されました。続報はこちら→https://www.yoshidaryo.org/archives/seimei/2178/

  • [第2報]2021年4月21日:吉田寮におけるコロナウイルス感染者について

    吉田寮自治会執行委員会
    2022/04/25

    4月21日付「2022年4月21日:吉田寮におけるコロナウイルス感染者について」の続報です。当該報告にて、皆様には吉田寮への訪問を控えていただくようお願いしておりましたが、一定期間の隔離を経て新たな陽性者が判明しませんでしたので、4月25日より通常通り訪問いただけます。

    皆様にはご心配おかけしました。ご協力ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

  • 2022年4月21日:吉田寮におけるコロナウイルス感染者について

    吉田寮におけるコロナウイルス感染者について

    吉田寮自治会執行委員会

    2022/04/21

    2022年4月21日、吉田寮生1名が新型コロナウイルス感染症に感染していることが判明しました。本人から行動履歴の聞き取りを行ったところ、濃厚接触者も2人確認されました。

    現在、感染者当人及び濃厚接触者は自室にてそれぞれ1人で静養・隔離しており、生活に必要な物資は寮から支給するという形で隔離を行っています。

    濃厚接触者の検査結果が未だ出ておらず、他の感染者がいる可能性を排除できないため、大変申し訳ございませんが、皆様には続報のあるまで吉田寮への訪問を控えていただくようお願い申し上げます。

    再開の折にはまた本公式サイトにてお知らせ差し上げます。続報をお待ちください。


  • 2022年4月10日:時計台前新歓イベントについて

    既に吉田寮公式サイトにて発表しております通り、4月8日、1名の吉田寮生の新型コロナウイルス罹患が確認されました。当該寮生は4月7日に発症し、現在自室にて隔離生活を送っています。本人の行動履歴より、京都市の基準において濃厚接触者はいないことを確認しました。
    寮内では、基本的な感染症対策を徹底し、症状の有無に関わらずPCR検査の受診を進めています。

    吉田寮新歓実行委員会は、本件を受けて、4月4日より時計台前にて開催している吉田寮新歓企画を一時休止し、今後の対応について検討を行いました。
    そして、
    ・新型コロナウイルスオミクロン株の潜伏期間の中央値である3日間の経過観察を行い、新たな陽性者が出ていないこと。
    ・新歓企画運営スタッフは陽性者と新歓企画実施時より接触していないこと。
    以上を踏まえて、今後新たな陽性者の発生が確認されない場合、4月11日より新歓を再開することとしました。
    新歓企画においては、通気性の確保、マスク着用、手指消毒などの基本的な感染症対策を徹底します。飲食は屋外のみで行い、飲食中以外はマスク着用を原則とします。飲食物の提供者はPCR検査で新型コロナウイルス陰性であることを確認しています。参加する寮生にも極力PCR検査を受診することを推奨しています。

    新歓企画に参加される皆様におかれましても、基本的な感染症対策の徹底をお願いします。また体調に不安のある方は参加をお控えください。

    現在京大当局は、現棟・寮食堂の明渡を求めて寮生を提訴しています。新型コロナウイルス流行下にも関わらず、寮生から住居を奪い、寮食堂という貴重な表現空間を閉鎖せんとする不当な明渡訴訟は取り下げられず、刻一刻と進行しています。私たちはこのような状況下で、新型コロナウイルス感染症のリスクを鑑みながらも、できる限りの対策を取りながら、吉田寮の状況や私たちの思いについて多くの人とシェアし、京大当局に対して訴訟の取り下げと話し合いの再開を求め続けています。

  • 2022年4月9日:吉田寮におけるコロナウイルス感染者について

    吉田寮におけるコロナウイルス感染者について

    吉田寮自治会執行委員会
    2022/04/09

    2022年4月8日、吉田寮生1名が新型コロナウイルス感染症に感染していることが判明しました。

    本人の行動履歴を聞き取ったところ、京都市の基準において濃厚接触者に該当する寮生はいませんでした。

    現在、当人は一人で自室に静養しており、生活に必要な物資は寮から支給するという形で隔離を行なっています。

    現在、寮内に他の感染者がいる可能性を排除できないため寮生にPCR検査を呼びかけている状況であり、イベントや見学案内の運用方針についても目下議論中です。それ故、イベントや見学案内について確実なことを申し上げることができず、吉田寮への訪問を希望されていた方々には大変申し訳ありませんが、続報のあるまで訪問を一時控えて頂く様お願い申し上げます。

    可及的速やかに、イベントや見学案内の再開予定をお伝えできるよう努めてまいりますので、続報をお待ちください。

    ※(4月10日追記)この件を受け一時休止としていた新歓イベントを4月11日から順次再開いたします。
    詳しくはこちら→https://www.yoshidaryo.org/archives/seimei/2142/