年: 2023年

  • 「『吉田寮自治会』名義の入寮募集について」に対する抗議声明

    京都大学
    学生担当理事・副学長
    國府 寛司 殿

    吉田寮自治会
    2023年8月15日

    「『吉田寮自治会』名義の入寮募集について」に対する抗議声明

     京都大学学生担当理事・副学長國府寛司氏は2023年8月2日、京都大学公式HP上において「『吉田寮自治会』名義の入寮募集について(※1)」なる文書(以下、当該文書)を発出した。当該文書は複数の誤解を招く表現・誤謬を含むため、吉田寮自治会はこの文書について撤回を求めるとともに、京都大学当局に対して強く抗議する。

    (「基本方針」について)

     当該文書において國府理事は、「吉田寮生の安全確保についての基本方針」(以下、「基本方針」)に吉田寮自治会が従わないことを以て非難しているが、これがそもそも見当違いである。「基本方針」は、大学当局と吉田寮自治会が積み重ねてきた合意文書である確約書において、「吉田寮の運営について一方的な決定を行わず、吉田寮自治会と話し合い、合意の上決定する」と定められていることに反するものであり、無効なものであると吉田寮自治会は指摘し続けてきた。つまり、「基本方針」で求める寮生の退去は、正当性のない大学当局の一方的な主張に過ぎないのであり、それに従わないことを以て吉田寮自治会を非難するのは、単なる誹謗中傷である。

     その上、吉田寮自治会は、現棟の老朽化対策のための一時的な退去を含めた包括的かつ建設的な提案を大学当局に対して行った(※2)。こうした提案をも却下して訴訟を起こし、現棟の老朽化対策すなわち寮生の「安全確保」を遅延させているのは、大学当局の方である。こうした点を捨象した当該文書は、吉田寮についての誤った情報を流布する印象操作と言わざるを得ない。

    (入寮募集について)

     吉田寮自治会が行う入寮募集は、2015年に大学当局と吉田寮自治会において結ばれた確約に基づいて実施している。この確約とは大学当局と吉田寮自治会との間で交わされた合意文書のことであり、入退寮選考権が吉田寮自治会に帰属することについての合意は1971年に浅井学生部長(当時)と交わされた確約以来引き継がれ続けてきた。最新の確約の内容を改訂する新たな確約が結ばれていない以上、この合意は今も有効であり、したがって吉田寮自治会の行う入寮募集は京都大学当局との合意に基づく正当なものである。当該文書はこの事実を無視し、あたかも吉田寮自治会が根拠なく入寮募集を行っているかのような表現を行っているが、これは事実に即していない。

     また、吉田寮自治会の行う入寮募集について「無責任」と形容するにあたり、もし仮に入寮に社会的・物理的危険が存在し得るということを指しているのであれば、これは不当であるだけでなく悪質かつ不誠実な言及である。訴訟により学生の住環境を脅かし、また大学当局と寮自治会との間で結ばれた確約によって定められた「吉田寮の補修」を行わず補修サボタージュによって吉田寮現棟の老朽化を促しているのは大学当局であるにも関わらず、吉田寮自治会に責任転嫁することは、それこそ「到底容認できない」ことである。

    (訴訟について)

     2019年、大学当局は吉田寮を構成する建築物の一部を対象として明渡請求訴訟を提起しており、現在裁判が進行中である。この訴訟に関しては、吉田寮の運営について一方的な決定を行わないとした確約に反しており容認できず、吉田寮自治会は一貫して訴訟の取り下げを求めている。

     さて、現在吉田寮に居住している吉田寮自治会構成員について、進行中の訴訟における債務者(※3)は吉田寮現棟への居住を裁判所により確認された者であり、その現棟居住を妨げる法的な制限は現状存在しない。にも関わらず、上述した文書のような形で寮自治会構成員の行いについて「不法」であると表現することは事実に即しておらず、また多大な誤解を生じさせるという点からやはり悪質かつ不誠実である。

     また、吉田寮自治会は2023年秋期入寮募集を行う旨を公式HP(※4)上にて発表しているが、2019年春期以降の入寮募集は上記訴訟とは関わりのない吉田寮西寮(2015年竣工)に限って実施すると公表している。國府理事が何をもって「不法」と断定しているのかは不明だが、少なくとも吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟の対象となっていない吉田寮西寮への居住・新規入寮が「不法」であると表現される根拠は存在しないはずである。西寮の存在を隠蔽し、吉田寮自治会への事実無根の偏見を助長するこのような文書は再三述べているように悪質かつ不誠実なものである。

    (入寮募集の責任について)

     以上を鑑み、当該文書は、「不法」というワードによって、吉田寮への入寮を考える者に対して危機感を煽り、入寮への道を閉ざすことが目的であると推察される。一般に学生寮が学生の福利厚生施設であることは言うまでもないが、その福利厚生を享受できる学生数をこのような形で大学当局自らが減じている事態を、吉田寮自治会は深く憂慮している。大学当局が現棟の具体的な老朽化対策を含めた将来的なプランを示さないまま無責任にも寮生を退去させようとする中、吉田寮自治会には福利厚生施設維持の観点から入寮募集を継続し、未来の学生に対しても福利厚生施設の門戸を開く責任がある。

    (最後に) 

     吉田寮自治会は当該文書の撤回を求めるとともに、このような形での寮運営の妨害を止めるよう抗議する。大学当局が第一に行うべきことは確約に基づいた寮自治会との交渉の再開であり、合意形成を経ずにこのような文書を発出することのないよう再度要請する。

    (注釈)

    ※1 https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2023-08-02-0

    ※2 2019年2月20日「吉田寮の未来のための私たちの提案」https://www.yoshidaryo.org/archives/seimei/495/

    ※3 2019年1月・3月に京都地裁により執行された占有移転禁止仮処分による。

    ※4 https://www.yoshidaryo.org/

  • 2023年秋期入寮募集について

    吉田寮入寮選考委員会です。吉田寮は新規に入寮を希望する、京都大学の学籍を有する者及びその者との切実な同居の必要性のある者に対して、2023年秋期入寮募集を実施します。以下が、2023年秋期募集要項となります。

    ※今年の入寮募集は、2015年築の新棟(西寮)のみへの受け入れとして行います。

    https://drive.google.com/file/d/1Xw37vuQCt0UhgPnKTU4Obefipbovb4z4/view?usp=sharing

    入寮を希望する方は以下の入寮願を記入の上、吉田寮まで直接お越しください。

    https://drive.google.com/file/d/1lOCF141cqP-xCCCVMLk31X-Bpn5oQ8YK/view?usp=sharing
    https://drive.google.com/file/d/1nE6wkXHQsdtHpOz0nrVfGth_BZkP3abS/view?usp=sharing
  • Information About Application for Yoshida Dormitory (2023 Autumn)

    This is an announcement from the Yoshida Dormitory Enrollment Committee. Yoshida Dormitory will be accepting applications from new applicants who are Kyoto University students or those who have a serious need to live with Kyoto University students. Below are the application guidelines 2023 autumn. Please note that application is only available for the New Building of Yoshida Dormitory.

    https://drive.google.com/file/d/1kc6LtRkiIxSDzZ0dhf-h8pQUrDu8vH0L/view?usp=sharing

    Those who wish to live in Yoshida Dormitory must fill in the forms below and come to Yoshida Dormitory in person.

    https://drive.google.com/file/d/1GpyUWkmMtphKA8Knin6wqueXnM4RXtO0/view?usp=sharing
    https://drive.google.com/file/d/1SvjXhq2iM1V7X_3zrIhf8y9V_8jNMMb7/view?usp=sharing
  • 座談会「吉田寮を語る夕べ」の配布資料における誤りについて

    2023年7月20日に吉田寮自治会が開催した座談会「吉田寮を語る夕べ」において、配布した資料に一点重大な誤記がありました。

    資料に掲載した、法学部学生自治会、農学部学生自治会常任委員会、文学部学友会常任委員会、理学部学生自治会の連名による共同声明「吉田寮の廃寮化に対する共同声明」の本文において、「吉田寮は学生の福利厚生の維持・管理のために必要不可欠な施設である」となっていましたが、正しくは「吉田寮は学生の福利厚生の維持・発展のために必要不可欠な施設である」です。配布資料に声明を掲載するにあたり、書き写す過程で誤りが生じてしまいました。

    なお下記の京大法学部自治会のウェブサイトにて、共同声明の全文を読むことができます。https://kyoto0300.sub.jp/blog/?id=20

    内容的にも意味が変わってしまう重大な誤りであり、声明の発出主体である四団体の皆さまに対し、深く謝罪いたします。また、座談会の参加者の皆さんに対しても、誤った情報を発信してしまい、大変すみませんでした。

    今後このようなことが起こらないように、そもそも他主体の発行物について掲載する際は基本的に書き写しを避けること、必要に迫られて書き写す際にはダブルチェックを行い誤りがないか十分に確認することに注意します。また何より、他主体の表現・取り組みを尊重するという、最低限もつべき意識を再確認します。

    2023年7月26日

    吉田寮裁判報告集会実行委員会

  • 第一審・結審 延期後の期日が10/5(木)に決定しました

    第一審・結審 延期後の期日が10/5(木)に決定しました

    既に裁判所より延期の連絡がありました、「吉田寮現棟・寮食堂明渡請求訴訟 第一審最終口頭弁論(結審)」に関して、延期後の日時が10月5日(木)11時に決定いたしました。また、同日学内にて裁判報告集会を開催する予定です。傍聴券抽選情報や、集会の詳細は決まり次第こちらのページに掲載いたします。

  • 2023年7月20日 座談会「吉田寮を語る夕べ」資料 / 開催のお知らせ

    2023年7月20日 座談会「吉田寮を語る夕べ」資料 / 開催のお知らせ

    【吉田寮を語る夕べ 資料】

    当日のようす(写真は京都大学新聞社よりご提供いただきました)

    【開催のお知らせ】

    2023年7月20日(木)に行われる予定であった、「吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟 第一審最終口頭弁論(結審)」の期日が10/5(木)11時に延期となることが裁判所より発表されました。それに伴い、同日開催予定であった裁判報告集会も延期となります。

    そこで7/20に、学内にて座談会「吉田寮を語る夕べ」を開催する運びとなりました。教員や学生の方々がスピーカーとして、吉田寮や学内の問題を語る機会といたします。学内外を問わず、多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

    2023年7月20日に開かれる予定であった裁判報告集会に代えて、座談会「吉田寮を語る夕べ」を開催いたします。

    日時:2023年7月20日(木)17時半~
    場所:京都大学人間・環境学研究科棟地下大講義室
    (生協吉田ショップ北側、以下リンクの学内マップ89番の建物)
    スピーカー:小林哲也(人環・教員)、駒込武(教育・教員)、崎浜盛喜(琉球遺骨返還を求める奈良県会議)、法学部自治会学生、農学部自治会学生、サークル『劇団愉快犯』団員 (変更の可能性有)

    ※入退場自由。入場無料(カンパ制)。事前申し込み不要です。

    終了後、吉田寮ナイトツアー及び交流会(@吉田寮食堂)を開きます(予定)。ぜひお越しください。予約は不要です。

    ※会場場所:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-ys 89番の建物

    ※ビラ高画質版は以下のファイルをどうぞ。

  • 第一審最終口頭弁論(結審) 延期のお知らせ

    第一審最終口頭弁論(結審) 延期のお知らせ

    7/20(木)に予定されていました、吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟・第一審最終口頭弁論(結審)は延期となります。延期後の日程は決まり次第告知します。

    それに伴い、同日開かれる予定であった裁判報告集会に代えて、全学集会「吉田寮を語る夕べ」を開催いたします。詳細はこちらから➡https://www.yoshidaryo.org/archives/sosho/2880/

    ※6/30(金)追記:第一審・結審の延期後の日時は10/5(木)11時に決定しました。同日、学内にて報告集会を開催する予定です。詳細は決まり次第告知いたします。

  • 230601進行協議の報告

    2023年6月1日(木)10時半より京都地方裁判所において吉田寮現棟・寮食堂明渡請求訴訟の進行協議が行われました。今回の進行協議は、裁判上の和解について協議する場として裁判官により設定されたものでした。

     結果として、和解は成立しませんでした。京大当局が裁判を取り下げなければ、2023年7月20日に最終口頭弁論が行われ、結審・判決に至ります。

     しかし吉田寮自治会としては元より、京大当局との話し合いによる合意形成(和解)を求めていますし、それは裁判上の手続によらず十分可能です。私たちは、京大執行部が意見の異なる者との対話・歩み寄りの可能性を一切排除し法的措置による立ち退きに固執するのをやめて、当事者との話し合いによる問題解決に立ち返ることを求めます。

    ※6/22(木)追記:7/20(木)に予定されていました、吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟・第一審最終口頭弁論(結審)は延期となります。延期後の日程は決まり次第告知します。

    ※6/30(金)追記:第一審・結審の日時が10/5(木)11時に決定しました。同日、学内にて裁判報告集会を開催する予定です。詳細は決まり次第告知します。

  • 「吉田寮広報室のページ」を開設しました

    吉田寮公式HP(本サイト)内に、「吉田寮広報室のページ」を開設しました!

    吉田寮自治会や吉田寮広報室がこれまで発行した『吉田寮通信』などの媒体類や、各種ビラ・ポスター、SNSを掲載しています。是非ご覧ください!

    ※諸媒体、SNSなどの拡散は大歓迎です!

    吉田寮広報室のページはこちら

  • オンライン署名「吉田寮を残したい!京大は裁判をやめて!(2023年開始版)」を開始しました

    オンライン署名「吉田寮を残したい!京大は裁判をやめて!(2023年開始版)」を開始しました

    オンライン署名活動「吉田寮を残したい!京大は裁判をやめて!2023年版」を開始しました。署名、拡散にご協力いただけると幸いです。どうぞご賛同をお願い申し上げます。

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    <署名ページ(change.org)へのリンク>
    https://www.change.org/p/%E5%90%89%E7%94%B0%E5%AF%AE%E3%82%92%E6%AE%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84-%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E3%81%AF%E8%A3%81%E5%88%A4%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A6-2023%E5%B9%B4%E9%96%8B%E5%A7%8B%E7%89%88?redirect=false
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    ~署名ページ説明文~

    みなさんこんにちは!私たちは京都大学吉田寮に暮らす寮生です。吉田寮は現在、京都大学執行部に寮の建物からの立ち退きを要求する裁判を起こされており、存続の危機にあります。

     私たちは京都大学執行部に以下のことを求めます。

    1、現棟の老朽化対策を含む今後の吉田寮のあり方について、団体交渉を含む、寮自治会など当事者との話し合いを再開すること

    2、吉田寮自治会と京大の歴代役職者が締結してきた確約を引き継ぐこと

    3、寮生・元寮生を被告とした建物明渡請求訴訟を取り下げること

    2023年5月6日 吉田寮自治会

    吉田寮の現在の状況

     吉田寮は1913年より続く日本最古の現存する学生自治寮であり、現在でも現棟(1913年建造)と新棟(2015年建造)の二つの建物におよそ120人の寮生が暮らしています。

     寮生自身が寮の運営・管理を行う自治寮であり、長きに渡って大学と公開の場の話し合い(団体交渉)によって約束を定め、寮のあり方を考えてきました。

     長い歴史を持つ現棟の老朽化が指摘されて以降も、寮自治会側から改修案を出して老朽化対策のために話し合いを重ねてきました。

     しかし京都大学は2015年10月以降寮生との話し合いを拒み、2017年12月、突如として新入寮生の募集停止と吉田寮に居住している全寮生の退去を求める「吉田寮生の安全確保についての基本方針」を一方的に発出しました。これは、それまで吉田寮と大学とが話し合いを経て形成してきた数多くの合意を全く無視したものでした。

     それだけに留まらず、京都大学は吉田寮の現棟と食堂の明け渡しを求めて、2019年には吉田寮生を提訴するという強硬手段に出ます。 

     この裁判は第一審が京都地方裁判所で争われており、今年(2023年)の7月に結審し(法廷での最後の議論がなされ)、そして年内に判決が出る見込みです。

     吉田寮自治会は一貫して、京都大学がこの裁判を一刻も早く取り下げ、論点となっている吉田寮現棟の老朽化対策に関する話し合いを再開することを要求してきました。ですが、大学は裁判が進行していることを口実に、寮との対話に全く応じようとしてきませんでした。

    訴訟の問題点

    京都大学が吉田寮生を相手に起こしたこの裁判は、いくつかの重大な問題を含んでいます。

     まず、この訴訟は、その前段階の「基本方針」と合わせて、これまでに吉田寮と大学とが築いてきた数多くの確約(合意)を無視したものでした。私たちがこれまで大学と結んできた確約には、話し合いに基づいて吉田寮のことを決定することが明記されています。裁判所という外部の機関に決着を委託する形で寮生を追い出そうとすることは、確約への明確な違反です。

     これらの合意は、大学側の学生部長や副学長が責任をもって寮自治会と結んだものであり、組織同士の約束です。今の大学執行部はこれを担当者が「個人的に」結んだものに過ぎないと言っていますが事実に反しており、組織間の約束を一方的に破ることは到底許されるものではありません。

     また、京都大学は寮生立退きの主な根拠として現棟の老朽化を掲げていますが、その解決のためには、裁判によって無理やり寮生を追い出すことよりも、当事者との対話を通じて現棟の老朽化対策を行うことがより望ましいはずです。

     京都大学は「対話の精神」を基本理念として掲げていますが、今実際に行っていることはまさしく正反対の行為です。

     また、そもそも大学という場において、学生と大学執行部との間には大きな權力差があります。權力、金銭力を有する主体が、そうでない主体に対して無用な訴訟を仕掛け、金銭的・精神的に圧力をかけることはSLAPP訴訟と呼ばれ、たとえばアメリカの一部の州では規制されている程に不当な行為です。本来話し合いによって解決を図ることができる学内問題について、大学執行部が学生である寮生を訴えることはまさに恫喝的なSLAPP訴訟に当たります。

     事実、吉田寮生は裁判により金銭的にも精神的にも多大な負担を強いられています。未来の世界のために学び生活する寮生が、一刻も早く本来の生活に戻れることを望みます。

    吉田寮の意義

     100年以上の歴史を持つ吉田寮ですが、コロナ禍を経た今、安価な家賃で住むことができ、人と人とのつながりが保障された福利厚生の場として、その重要性は日に日に増しています。

     吉田寮は、そこに暮らす寮生自らが寮のあり方を決めていく自治寮です。多様な年齢、ジェンダー、国籍の人々が共に暮らし、セーフティネットとして、また未来の社会を模索する場としての役割を担っています。

     吉田寮現棟は建築的にも非常に貴重な歴史的建造物であり、日本建築学会近畿支部と建築史学会から保全の要望書が提出されています。

     また、吉田寮は京都大学が基本理念の「社会との関係」の条項に掲げてもいる「開かれた場」としての機能を果たしてきました。大学は単なる学生と教員、研究者の空間であるだけでなく、社会を構成する多くの人が関わる交流と知の創造の空間としての役目も持っていると、私たちは考えます。

     特に裁判で明け渡しの対象になっている吉田寮食堂は、寮内外の人がイベントを企画し、芸術表現の創造の場、学生と市民の学ぶ場として機能してきました。コロナ禍を経て、人と人とがつながり語り合う空間の重要性は一層認知されるようになっています。

     こうした意義をもつ吉田寮を後世につなげていくために、私たちは、京都大学が一刻も早く裁判を取り下げ、吉田寮自治会との対話を再開することを望みます。

     そして、京都大学を動かすためには、寮生だけでなく、幅広い立場の方々の声が必要です。

     是非とも、このキャンペーンにご署名いただくとともに、共有もお願いしたく存じます。私たちの運動に賛同・シェアいただければ、この上ない喜びです。

    署名ページはこちら