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  • 【2026秋期】「「吉田寮自治会」名義の入寮募集について」に対する抗議声明

    PDF:https://drive.google.com/file/d/1Vzb9cqtX8-ENbV9oBStZ9CDyKI3nNcQN/view

    京都大学
    学生担当理事・副学長
    國府 寛司 殿

    吉田寮自治会
    2026年9月5日

    「「吉田寮自治会」名義の入寮募集について」に対する抗議声明

     京都大学学生担当理事・副学長國府寛司氏は2026年8月27日、京都大学公式HP上において「「吉田寮自治会」名義の入寮募集について」なる文書1(以下、当該文書)を発出した。当該文書は複数の誤解を招く表現・誤謬を含むため、吉田寮自治会はこの文書について撤回を求めるとともに、京都大学当局に対して強く抗議する。

    (「基本方針」について)

     当該文書において國府理事は、「吉田寮生の安全確保についての基本方針」(以下、「基本方針」)に吉田寮自治会が従わないことを以て非難しているが、これがそもそも見当違いである。「基本方針」は、大学当局と吉田寮自治会が積み重ねてきた合意文書である確約書2において、「吉田寮の運営について一方的な決定を行わず、吉田寮自治会と話し合い、合意の上決定する」と定められていることに反するものであり、無効なものであると吉田寮自治会は指摘し続けてきた。つまり、「基本方針」で求める寮生の退去は、正当性のない大学当局の一方的な主張に過ぎないのであり、それに従わないことを以て吉田寮自治会を非難するのは、単なる誹謗中傷である。

     その上、吉田寮自治会は、2019年に現棟の老朽化対策のための一時的な退去を含めた包括的かつ建設的な提案を大学当局に対して行った3。しかし大学当局はこうした提案をも却下し、一切の話し合いもないまま訴訟を起こし、現棟の老朽化対策については長期にわたり棚上げにし続けてきた。すなわち寮生の「安全確保」を遅延させてきたのは、大学当局の方である。こうした点を無視した当該文書は、吉田寮についての誤った情報を流布する印象操作と言わざるを得ない。

    (入寮募集について)

     吉田寮自治会が行う入寮募集は、2015年に大学当局と吉田寮自治会との間で結ばれた確約4に基づいて実施している。確約とは大学当局と吉田寮自治会との間で交わされた合意文書のことであり、入退寮選考権が吉田寮自治会に帰属することについての合意は1971年に浅井学生部長(当時)と交わされた確約以来引き継がれ続けてきた。最新の確約の内容を改訂する新たな確約が結ばれていない以上、この合意は今も有効であり、したがって吉田寮自治会の行う入寮募集は京都大学当局との合意に基づく正当なものである。当該文書はこの事実を無視し、あたかも吉田寮自治会が根拠なく入寮募集を行っているかのような表現を行っているが、これは事実に即していない。

     また、吉田寮自治会の行う入寮募集について「無責任」と形容するにあたり、もし仮に入寮に社会的・物理的危険が存在し得るということを指しているのであれば、これは不当であるだけでなく悪質かつ不誠実な言及である。必要のない訴訟により学生の生活を脅かしてきたのも、また確約にも明記された吉田寮現棟の補修をサボタージュして老朽化を促してきたのも、他ならぬ大学当局である。それにもかかわらず、吉田寮自治会に責任を転嫁することは、それこそ「到底容認できない」ことである。

    (入寮することを「不法」と述べていることについて)

     2019年以降、吉田寮自治会は2015年竣工の吉田寮新棟(西寮)に限定して入寮募集を実施している。新棟は訴訟の対象にもなっておらず、入寮を「不法」と表現するのは根拠に欠ける。大学当局が強硬措置を正当化する理由としてきた「安全確保」の観点からも、少なくとも新棟への入寮は何ら問題ないはずである。

    (入寮募集の責任について)

     当該文書は、「不法」というワードによって吉田寮への入寮を考える者に対して危機感を煽り、入寮への道を閉ざすことが目的であると推察される。一般に学生寮が学生の福利厚生施設であることは言うまでもないが、その福利厚生を享受できる学生数をこのような形で大学当局自らが減じている事態を、吉田寮自治会は深く憂慮している。吉田寮自治会には福利厚生施設維持の観点から入寮募集を継続し、未来の学生に対しても福利厚生施設の門戸を開く責任がある。

    (最後に) 

     大学当局が2019年に提起した吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟は、2025年8月、当局が現棟の耐震工事を行うという内容で和解が成立し、終結した。大学当局が当事者との対話なく強行的に物事を進めようとすることは、むしろ問題解決を遠ざけるということが、一連の経緯からも明らかである。

     吉田寮自治会は当該文書の撤回を求めるとともに、このような形での寮運営の妨害を止めることを強く求める。大学当局が第一に行うべきことは確約に基づいた寮自治会との交渉の再開であり、合意形成を経ずにこのような文書を発出することのないよう再度要請する。

    1.  https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2026-08-27-0 ↩︎
    2.  https://yoshidaryo.org/kakuyaku/  ↩︎
    3. 2019年2月20日「吉田寮の未来のための私たちの提案」https://www.yoshidaryo.org/archives/seimei/495/ ↩︎
    4. https://yoshidaryo.org/archives/kakuyaku/397/ ↩︎
  • 京都大学当局による吉田寮現棟の建て替えを前提としたアンケートの実施 および記者説明会における発言の問題点について

    京都大学当局による吉田寮現棟の建て替えを前提としたアンケートの実施および記者説明会における発言の問題点について

    2026年8月5日

    吉田寮自治会

     京大当局は7月28日、吉田寮現棟の建て替えを前提とした学生・教職員向けアンケートを実施することを発表した。また、翌7月29日には、現棟の建て替え方針に関する記者説明会を実施した。

     以下に、このアンケートおよび記者説明会における当局の発言の問題点を述べる。

     京大当局が4月14日に建て替え方針1を発表した際にも、吉田寮自治会は一方的な決定に強く抗議した2が、当局がそれを真摯に受けとめず、対話を再開しないまま建て替えを前提としたアンケートを実施して、建て替え方針の既定路線化を進めることは到底容認できない。

     当局は現棟の建て替えを前提としているが、そもそも現棟をどのように改修するかに関しては、実際に現棟を使用し寮運営を行ってきた当事者に多くの知見があり、現場を知らない大学当局の一部の役職者のみで建て替えと敷地転用を決定するのは不合理である。

     従来、現棟改修をめぐっては、長年にわたり大学当局と寮生など当事者が話し合いを積み重ね、現棟の歴史的価値や建築的価値を踏まえた大規模補修を行う方向で合意していた3。また、日本建築学会近畿支部および建築史学会より出された保存要望書では、学術的な見地から現棟の文化史的・建築学的価値が主張されている4。学内での話し合いの経緯を踏まえず、また学外からも建物の貴重さが指摘され社会的な関心も持たれるなか、現棟の実地調査やそれに基づく検討すら経ずに、建て替えありきの結論を出すことは独断専行の極みである。

     また、記者説明会で当局が言及した現棟の建て替えによる高層化については、「現棟は、その建築物としての歴史的経緯に配慮しつつ建て替える」という当局の方針にさえ整合していないのではないかという疑念を抱かざるをえない。

     吉田寮自治会としても、当局が現棟の耐震工事について全学への意見聴取を行うこと自体は否定しない。実際、現棟の耐震工事については、広く関係する人々が話し合い、内容を決定する必要があるだろう。

     しかしながら、実際に現棟を使用し寮運営を担ってきた吉田寮自治会と現棟の扱いについて対話することを拒みながら「全学の意見を聴取する」というのは、直接的な現場の当事者の意見を数ある意見のうちのひとつとして矮小化しようとするものに他ならず、悪質である。また、これまでの吉田寮自治会との対話で俎上にのった論点を全て無かったことにして、あたかも今議論が始まったかのように白々しくことを進めるのは、議論の進め方として不合理であり、これまでの議論の経過を把握していない人々に対して詐術的である。

     また、当局はアンケートの実施について発表した文章において、一切理由を説明せずに「転載・公表の禁止」を要請し、「本アンケートの趣旨、質問内容および選択肢を、SNS (X、Instagram、 TikTok、LINE等)、ブログ、掲示板などの外部メディアへ転載・公開することは固く禁止いたします」と述べているが、なぜ学外者からの検証を妨げようとするのか理解に苦しむ。記者説明会において、國府寛司学生担当理事が「一部でだまし討ちという意見があるとは承知している。そう言われる気持ちも分からなくはない」と述べた5ことに象徴されるように、当局としても不誠実な振る舞いをしている自覚があるからではないか。

     さらに、アンケートは建て替えを前提としていて、建て替えずに補修するという選択肢を提示しないなど、公平性を欠いているだけでなく、回答回数が1人1回に制限されており、個別の自由記述の意見に対して当局が応答することも約束されていないことから、アンケートを対話の代替と見なすことはできない。また、当局内でアンケートの内容がどのように検討され、実際の方針に反映されるかも全く不透明である。全学に意見を聞くとしても、意見を聞いたというアリバイ作り的かつ一方向的なアンケートで済ませるのではなく、2016年まで開かれていた副学長情報公開連絡会を再開するなどして、公開の場での対話の形式で行うべきである。

     記者説明会で國府寛司学生担当理事が、吉田寮自治会との「ねじれた関係は早急に解消すべきと思う」と述べた6こと自体は評価できるが、もし真にそう思うのであれば、当事者の声を無視した一方的な決定を推し進めるのは即刻やめるべきである。

     また今後、たとえ関係を正常化させようという動機に基づくにせよ、一方的な決定を行うことは断じて容認できないことを付言しておく。対話を抜きにした一方的な決定は、ねじれた関係をより一層ねじれさせる結果に終わるだけである。

     吉田寮自治会はあらためて京大当局に対し、4月14日に発出した「吉田寮現棟建替え・現棟建替えにより創出される敷地の活用方針について」を撤回するとともに、上述の問題を抱えたアンケートによる意見聴取を見直し、一刻も早く対話を再開することを要求する。


    1. 吉田寮現棟建替え・現棟建替えにより創出される敷地の活用方針について(京都大学)
      https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2026-04-14-1 ↩︎
    2. 「吉田寮現棟建替え・現棟建替えにより創出される敷地の活用方針について」に対する抗議声明(吉田寮自治会)
      https://www.yoshidaryo.org/archives/seimei/3995/ ↩︎
    3. 150212確約書
      https://www.yoshidaryo.org/archives/kakuyaku/397/  ↩︎
    4. 日本建築学会近畿支部「京都大学吉田寮の保存活用に関する要望書」(2015年5月19日)https://www.aij.or.jp/request-form.html
      建築史学会「京都大学寄宿舎吉田寮の保存活用に関する要望書」(2015年11月25日)https://www.sahj.org/index.php?lang=jp&snd=7&trd=1 ↩︎
    5. 吉田寮の建て替え、和解案に反せず 京大が記者説明会で見解:朝日新聞
      https://digital.asahi.com/articles/ASV7Y4GFGV7YPLBJ001M.html ↩︎
    6. 京大・吉田寮 建て替え・敷地活用 「大学として意思決定」 「現棟」対応で説明会 /京都 – 毎日新聞
      https://mainichi.jp/univ/articles/20260730/ddl/k26/100/228000c ↩︎

    声明PDF:https://drive.google.com/file/d/11_QLONMuE4_FWp1-OsXdODgxmbwIK9Nz/view

  • 吉田寮 2026年秋期入寮募集について / Regarding Yoshida Dormitory 2026 Autumn Admission

    2026年秋も例年通り、吉田寮入寮募集を行います。
    2015年築の新棟のみの受け入れとなります。

    【面接日程】 
    9月9日(水)~9月16日(水)
    各日10時~13時、14時~17時

    【合格発表】
    9月17日(木)

    入寮を希望する人は、下記の募集要項を読み、必要書類を準備の上、面接を受けてください。

    2026年秋期入寮募集要項

    入寮願い


    面接をスムーズに行うため、必ず面接希望日時を下記フォームから予約して下さい。予約フォーム上に可能な日時がない場合は、個別にメール(yoshidaryo.nyusen@gmail.com) でご連絡ください。予約なしの場合、当日中の対応ができない可能性がありますのでご注意ください。

    2026年秋期吉田寮入寮面接予約フォーム

    ご不明な点がありましたら、吉田寮入寮選考委員会(yoshidaryo.nyusen@gmail.com)までお問い合わせください。

    <<For English speakers>>

    We welcome new residents this spring!
    *accepts only in the New Building, built in 2015.

    Interview Schedule:
    9/9(Wed) ~ 9/16(Wed)
    10 a.m. ~1 p.m., 2 p.m. ~5 p.m., each day

    Result revealed:
    9/17(Thu)

    To apply for a spot in the dorm, please read the guidelines below, gather the required documents, and then schedule your interview.

    Application guideline

    Application form

    You’ll need to book a time and date in advance using our form to make sure your interview goes smoothly. If no available dates or times appear on the reservation form, please contact us individually by email (yoshidaryo.nyusen@gmail.com). We might not be able to interview you if you show up without an appointment.

    Yoshida Dormitory Autumn 2026 Interview Reservation Form

    Please contact the Yoshida Dormitory Enrollment Committee (yosidaryo.nyusen@gmail.com) for further information.

  • 京都大学総長選候補者への公開質問状に対する回答結果(6月9日更新)

    2026年5月25日、吉田寮自治会は2026年京都大学総長選の候補者6名の方へ、公開質問状を出しました(回答期限:6月4日)。

    2026年6月4日時点で、3名の候補者から応答がありました。下記に回答結果を公開します。

    まだ未回答の候補者からも回答があり次第、随時公開します。

    【質問1】
     吉田寮に関する決定は従来、京都大学の執行部や担当部署と吉田寮に住む当事者の間での合意形成を経て行われてきました。2018年に行われた話し合いを最後に、両者の間での話し合いが行われない状況が続いていますが、私たち当事者としては対話による問題解決が望ましいと考えています。
     これについて、どのようにお考えでしょうか?

     基本的に学生と大学の関係は、相互の信頼に基づく対話によって構築されることが望ましいと考えています。吉田寮との関係についても10年ほど前までは、意見の相違はあれ、対話が行われてきました。その後、対話ではなく法的な訴訟によって対峙する関係になってしまったことは大変残念に思います。

     現在私は全学の意思決定に関わる立場になく、公式ウェブサイト等で公開されている以上の情報を有しているわけではありませんが、これまでのプロセスが十分な対話に基づいたものとは言えないとされても仕方がないと感じております。厳しい対立の中では対話が機能しないことへの警戒が大学側にあったのかもしれませんが、大学側が土地や施設の利用方針、その中での寮の位置付け方について十分な説明を尽くし、吉田寮側の当事者との対話を行う道は常に開かれているべきであったと考えます。和解を経た今だからこそ、改めて相互の信頼関係を再構築し、対話による解決の糸口を模索していく必要があると考えています。

    【質問2】
     京都大学執行部は従来、副学長情報公開連絡会を通じて学内構成員である学生への情報共有と意見交換を行なってきました。2016年に開かれたのを最後に、副学長情報公開連絡会は廃止され、代替として学生意見箱が導入されましたが、学生意見箱は公開の場での逐次的なやり取りではなく、対話の場として十分に機能しているとは言えません。例えば、回答する側が回答対象の意見を恣意的に選別することも可能であり、また回答に対して再度意見を述べて議論を深めるのにも不向きであるといった問題があります。
     私たちとしては、副学長情報公開連絡会、もしくはそれに相当するものを再開することが望ましいと考えますが、どのようにお考えでしょうか?

     学生との対話の場を設けるということは、大学運営において極めて大事なことだと考えます。私は、平成22年(2010年)から平成26年(2014年)まで松本総長時代に総長室副室長、総長首席学事補佐を務め、本学の執行部に身を置いていました。この間、吉田寮とは意見の相違はありながらも、情報公開連絡会などの対話の場は維持されていました。学生は大学を構成する重要な一員であり、その声に耳を傾けることは大学の発展に不可欠です。情報公開連絡会、あるいはそれに類した、現代の学生のニーズに即した新しい形態の意見交換・情報公開の機会については、その復活や新設を前向きに検討すべき内容であると考えます。

    【質問3】
     京都大学に通う学生の中には、様々な経済的困窮を抱えた人がいます。特に、近年の物価高により賃料や生活費が高騰し、学術研究活動に支障をきたす学生も実際に存在します。これまで、京都大学独自の授業料免除制度が運用されてきましたが、2026年度以降の入学者に対しては打ち切るという措置が、学生・教職員らの反対意見があったにもかかわらず取られました。
     こうした状況で、学生が安心して学術研究活動に専念できるように、京都大学としてなすことのできる学生支援の拡充について、どのようにお考えでしょうか?

     学生・大学院生は、留学生も含めて、大学の将来を担うかけがえのない存在です。京都大学が国際的な研究大学であり続けるためには、学生・大学院生が経済的な不安なく、学問や研究に集中できる環境を整えることが不可欠です。

     現在の物価高騰などの社会情勢を鑑みると、教育・研究環境の拡充には、授業料の問題だけでなく、奨学金、授業料免除、博士課程学生への生活支援、研究費支援、TA・RA制度の拡充、学生寮などによる住環境の整備、メンタルヘルス支援、留学生支援などを総合的にパッケージとして考える必要があります。また、制度変更を行う際にも、学生生活に急激な不利益が生じないよう、大学として責任ある移行措置を講じるべきです。

     現在、大学が積極的に進めようとしている全学的な学生総合支援の具体的な進捗や財政状況のすべてを詳細に把握しているわけではありませんが、今後これらを精査・検証したうえで、真に実効性のある具体的な生活・研究支援の拡充策を打ち出していきたいと考えています。

    回答なし

    回答なし
    (吉田寮自治会宛てに、以下の通り返信をいただきました。
    「先月下旬、貴自治会より公開質問状を拝受いたしました。
     現在、総長選考期間中であり、有権者である教職員の皆様には、すでに第一次総長候補者としての所信をお伝えしています。
     今回の選考プロセスの公平性に鑑み、大変恐縮ではございますが、いただきました【質問1】から【質問3】に対する個別の回答につきましては、差し控えさせていただきたく存じます。悪しからずご了承いただけますようお願い申し上げます。」)

    回答なし

    回答なし
    (吉田寮自治会宛てに、以下の通り返信をいただきました。
    「貴会からの公開質問に関しては、回答を差し控えさせていただきます。なお、投票資格者となる教職員の方々には第一次総長候補者としての所信をお伝えしております。」)

    回答なし

    ※2026年6月9日更新
     6月7日に本ページを公開した際、椹木哲夫候補者からの返信があったことを見落としておりました。謹んでお詫び申し上げます。

  • 「令和8年5月29日付告示 第4号」への抗議声明

    2026年6月5日

    吉田寮自治会

     先日5月29日に、京都大学当局は「令和8年5月29日付告示 第4号」1なる文書を発出した。

     前提として、当該文書で言及されている照明の点灯やフェンスの損壊等は、吉田寮自治会が行なったものではなく、また原因についても関知していない。

     そのうえで、当該文書のなかで、当局は現棟について「本建物および敷地は、所有権に基づき、現在、国立大学法人京都大学が管理・占有しており、在寮資格があるとされた者も含め、一切の立入りを禁じている」と述べているが、以下に説明する経緯を踏まえれば、これは不当である。

     まず大前提として、当局が吉田寮生に対して提起した吉田寮現棟・食堂明渡請求訴訟は、昨年8月に和解をもって終結したが、この和解において吉田寮側が現棟への立ち入り禁止に合意したという事実は無い2

     その前提のもと、吉田寮自治会は3月末の現棟からの一時退去に先立って、一時退去後であっても必要がある場合には立ち入りを認めるよう当局に要求しており、必要がある場合として具体的には以下の2つを例示していた。

     まず、現棟で火災等が発生した場合が挙げられる。この場合には、初期消火等を遅滞なく行なうために立ち入る必要がある。現棟は吉田寮食堂や学生集会所に隣接しており、これら2棟への延焼を防ぐことは人命救助の観点から重要である。また、文化財級の歴史的・建築的価値を有する現棟3を最大限保全するためにも、迅速な対応は不可欠である。

     次に、吉田寮自治会として現棟の耐震工事案を当局に提示するのに先立って、検討段階において専門家を伴って現棟の視察を行なう場合が挙げられる。現在、当局は吉田寮自治会との交渉を拒絶しているが、本来であれば京都大学の理念に基づき、また両者間で結ばれてきた確約に基づいて、現棟耐震工事の内容を含む吉田寮に関することがらは対話によって決定されるべきである。吉田寮自治会と当局が現棟耐震工事の内容について交渉する際、当局側のみが現棟に立ち入って視察を行なうことができ、他方で吉田寮自治会側は視察を行なうことができないという状況は公正とは言い難いうえ、建設的な議論をもとにより良い耐震工事計画を策定するという観点からいっても多大な損失である。

     吉田寮自治会が、以上2つの場合における立ち入りを認めるよう要求するとともに、本件について話し合いで決定されるまでの間は現棟外周にフェンスを設置しないよう要求したのに対し、京大当局は十分に応答しない段階でフェンスの設置を強行した。

     今回、フェンス設置の強行に続いて、京大当局は「告示第4号」で一方的に「一切の立入りを禁じている」旨を表明したが、こうした行為が吉田寮自治会と京大当局との最新の包括的な確約書4の項目1「大学当局は吉田寮の運営について一方的な決定を行わず、吉田寮自治会と話し合い、合意の上決定する」に違反していることは明確であり、不当である。吉田寮自治会の関与していない事象を口実に当局が一方的な決定を行なうことは断じて容認できない。 吉田寮自治会は、京都大学当局に対し、「令和8年5月29日付告示 第4号」を、同様に一方的で不当な決定であった4月14日付けの「吉田寮現棟建替え・現棟建替えにより創出される敷地の活用方針について」5とあわせて速やかに撤回するとともに、一刻も早く対話を再開することを要求する。

    1. 「令和8年5月29日付告示 第4号」
      https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2026-05-29 ↩︎
    2. 2025年8月25日に京都大学と吉田寮の間に成立した和解の条項
      https://www.yoshidaryo.org/archives/sosho/3838/ ↩︎
    3. 吉田寮、その価値は 「国の重文級」中川理・京都工芸繊維大名誉教授:朝日新聞
      https://digital.asahi.com/articles/ASV3W124BV3WUCVL01VM.html ↩︎
    4. 150212確約書
      https://www.yoshidaryo.org/archives/kakuyaku/397/ ↩︎
    5. 「吉田寮現棟建替え・現棟建替えにより創出される敷地の活用方針について」
      https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2026-04-14-1 ↩︎

    声明のPDFはこちらからダウンロードできます。
    https://drive.google.com/file/d/1AQz9EojOsf__s-Xkuxjp-JEKoD9fXuyb/view

  • 京大吉田寮写真展~記憶と想起の結節点~@愛知 開催について

    以下の要領で吉田寮写真展を開催することになりましたので、お知らせいたします。

    京大吉田寮写真展~記憶と想起の結節点~

    現存する日本最古の学生寮といわれる京都大学吉田寮。築百十三年の歴史的な木造建築で学生が自治・自主管理をしながら運営をしてきた京都大学の福利厚生施設です。年齢、性別、国籍を問わず、月二五〇〇円という寮費で生活することができます。
    ​写真展では吉田寮の現在、古き時代の写真から、自治の歴史、建築的価値、そして人が共に生きることはどういうことなのかを考え感じていただければと思います。

    会場: 本・ひとしずく(愛知県瀬戸市陶生町24)
    名鉄尾張瀬戸駅より徒歩十三分

    日時

    2026/6/13(土) 12:00~16:00

       -6/14(日) 10:30~16:00

  • 京都大学総長選候補者への公開質問状

    京都大学総長選候補者への公開質問状

    2026年5月25日
    吉田寮自治会

     京都大学の福利厚生施設である吉田寮は、寮生全員で構成する吉田寮自治会が自治・自主管理による運営を行なってきました。吉田寮に関する重要なことがらは吉田寮自治会と京都大学執行部との対話を通じて決めてきたという長年の経緯も踏まえ、今回の京都大学総長選に際して、候補者各位のお考えを質問させていただきたいと思います。

     ご多用の所恐縮ではありますが、候補者各位におかれましては質問へのご回答にご協力いただくようお願い申し上げます。質問の内容、前提となるこれまでの経緯についての詳しい説明が必要であれば、誠意をもって応対しますので吉田寮自治会

    (yoshidaryo.jichikai@gmail.com/ 京都市左京区吉田近衛町69番地 京都大学吉田寮)までご連絡ください。

     

     ご回答は、2026年6月4日(木)までに、吉田寮自治会まで郵送ないしメールにてお送りください。

     なお、この質問状へのご回答は、京都大学学内外への情報共有を目的として、公開させていただくことをご承知ください。

    -質問-

    【質問1】

     吉田寮に関する決定は従来、京都大学の執行部や担当部署と吉田寮に住む当事者の間での合意形成を経て行われてきました。2018年に行われた話し合いを最後に、両者の間での話し合いが行われない状況が続いていますが、私たち当事者としては対話による問題解決が望ましいと考えています。

     これについて、どのようにお考えでしょうか?

    【質問2】

     京都大学執行部は従来、副学長情報公開連絡会を通じて学内構成員である学生への情報共有と意見交換を行なってきました。2016年に開かれたのを最後に、副学長情報公開連絡会は廃止され、代替として学生意見箱が導入されましたが、学生意見箱は公開の場での逐次的なやり取りではなく、対話の場として十分に機能しているとは言えません。例えば、回答する側が回答対象の意見を恣意的に選別することも可能であり、また回答に対して再度意見を述べて議論を深めるのにも不向きであるといった問題があります。

     私たちとしては、副学長情報公開連絡会、もしくはそれに相当するものを再開することが望ましいと考えますが、どのようにお考えでしょうか?

    【質問3】

     京都大学に通う学生の中には、様々な経済的困窮を抱えた人がいます。特に、近年の物価高により賃料や生活費が高騰し、学術研究活動に支障をきたす学生も実際に存在します。これまで、京都大学独自の授業料免除制度が運用されてきましたが、2026年度以降の入学者に対しては打ち切るという措置が、学生・教職員らの反対意見があったにもかかわらず取られました。

     こうした状況で、学生が安心して学術研究活動に専念できるように、京都大学としてなすことのできる学生支援の拡充について、どのようにお考えでしょうか?

  • 2026吉田寮祭開催について

    2026吉田寮祭開催について

    今年も吉田寮祭を開催します!是非ともご参加ください!

    開催期間:2026年5月23日(土)~5月31日(日)

    寮祭パンフレット(企画一覧)はこちらから

    Google Drive版はこちらより

    https://drive.google.com/file/d/1bI5AF-ZBsboUnLl_cEwkicLK9JftAZU1/view?usp=sharing

    見開き版はこちらより

    https://drive.google.com/file/d/10dFPoTG-jXffQQHi1eudG38waoIX0pj0/view?usp=sharing

    リーフレット「誰もが参加できる吉田寮祭を一緒に作るために」

     吉田寮祭実行委員会は、差別やハラスメントを許さず、誰もが参加できる寮祭の場を作ることを目指します。
     そのためには参加者一人一人の協力が必要です。 寮祭に参加する皆さんに、ハラスメントの防止や、もしもハラスメントが起きてしまった場合の対応・相談窓口に関して、お伝えしたいことを簡潔にまとめたリーフレットを作成しました。

     寮祭パンフレットの「グラウンドルール」「ハラスメントについて」とも合わせて、是非ご確認ください。

    吉田寮祭企画吉田寮・現棟など旧制三高・京都帝大の歴史をめぐるツアー.pdf

    はこちら

    https://drive.google.com/file/d/1r6o5nZrE0wCuHZQ-9316bzeL5R3QuQDM/view?usp=sharing

  • 6/10(水) 吉田寮自治会主催・学内学習会「変われ京大~吉田寮・現棟補修と総長選の展望~」開催のお知らせ

    6/10(水) 吉田寮自治会主催・学内学習会「変われ京大~吉田寮・現棟補修と総長選の展望~」開催のお知らせ

     吉田寮自治会からのお知らせです。

     6/10(水)19時より、吉田寮自治会が主催する緊急学内学習会「変われ京大~吉田寮・現棟補修と総長選の展望~」が開かれます。

     本学教員らも登壇しますので、是非ご参加ください。終了後は吉田寮食堂にて交流会を開催します。

     シンポジウムはZoomでの同時配信もございます。Zoom参加希望者のみ、事前予約制です。Zoomでの参加を希望される方は下記の参加申込フォームにて申込を行ってください。

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    <26/06/10緊急学内学習会 参加予約フォーム>

    https://forms.gle/bv63kuACBH5VJ4zQA 

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     ====以下詳細です====

    ≪緊急学内学習会「変われ京大~吉田寮・現棟補修と総長選の展望~」≫

    日時:2026年6月10日(水)19:00~(開場18:40)

    場所:京都大学文学部第三講義室

    https://ceschi.bun.kyoto-u.ac.jp/archive/bun_archive/wp-content/uploads/cf1fa0e7e5b58a483863cf145d57d741.pdf

    参加方法:Zoomのみ事前予約制(〆切:6月8日(月)21時)。

    ※参加無料・カンパ制

    ※集会終了後、吉田寮食堂にて交流会を開催します。是非ご参加ください。予約は不要です。

    趣旨:4月14日、京大当局は一方的かつ突如「吉田寮現棟建替え・現棟建替えにより創出される敷地の活用方針について」なる文書を発表し現棟の今後について「広く全学の意見を募る」としましたが、当事者である吉田寮自治会との対話は拒否したままです。総長選が近付く中、吉田寮・現棟補修や総長選の展望について語り、大学のあり方を変えるために必要なことは何か、参加者の皆様と理解を深める機会にできたらと思います。

    登壇者(敬称略):笠原一人(京都工芸繊維大学 建築学専攻・准教授 ご専門: 建築史)伊勢田哲治(文・教授)、髙山佳奈子(法・教授)

    Zoom視聴申込者のうち、6月9日(火)21:00までに主催からのメールが送られて来ない場合は、送信の手違いなどが考えられますので、お手数ですが yoshidaryo.kohoshitsu@gmail.com までご連絡ください。

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    <参加予約フォーム>

    https://forms.gle/bv63kuACBH5VJ4zQA

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    ※ハラスメント対策グラウンド・ルールについて

    私たちは、「自治・自主管理」によって、この集会の場を作ります。

    たくさんの人たちが集会に参加するにあたって、呼びかけたいことがあります。

    まず、以下のことを「集会の原則」としたいです。

    • 差別など不当な暴力を行わないこと。
    • 問題が生じた時は、原則的に当事者間での話し合いによる解決を目指すこと。

    自分たちに関わることは、自分たちで話し合って決めて実行する。「自治」とはそういうものであると、私たちは考えます。

    そして、「自治」を続けるためには、自分たちの内部にある問題にも向き合い、自分の周辺で起こった問題に対しても当事者意識を持って関わることが不可欠だと考えます。

    大学当局に対して意見を表明することと同じくらい大切に、自分たちの場の作り方について考え、検証し、より良いものとするために取り組みたいと思います。

    誰かが不当な目に遭っているのを目撃したら、SOS を聞いたら、助け合う文化を作っていきたいと思います。

    意見の違いは表明しても構いません。批判は、より良い場を作っていくために重要です。

    しかし、表明した内容の中に、嘘や差別、偏見が含まれていても良いということではありません。

    「言動に対する批判」の程度を超えた、揶揄、貶め、差別などの不当な暴力は認めません。

    集会を、大学を、このような場として、みなさんと一緒に作っていきたいです。

     

    今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

     本案内文は、転送・転載歓迎です。

  • 舎友会同窓会開催について

    2026年4月18日

    吉田寮自治会

    平素よりお世話になっております。
    先日、吉田寮の同窓会組織「京都大学寄宿舎舎友会」並びに「吉田寮同窓会」より合同同窓会開催告知の掲載依頼がありましたため、卒寮生の皆様への周知として、下記にお知らせいたします。

    「吉田寮同窓会」「舎友会(東京)」の皆様、お元気でお過ごしの事と思います。 今年5/19(火曜)の同窓会の「開催要領」をご連絡します。

    Zoom同窓会も同時開催を致します。 皆様のご参加を募ります。 以下の【同窓会への参加/不参加のアンケート回答用紙】を、510日(日)(リアル及びZOOM とも)までにご返信下さい。

    併せて、2025年5月以降の同窓生でお亡くなりになった方をご存知の方は、アンケートの下段でご連絡下さい。

    当日会場にて皆様にご連絡の上、黙祷を致します。

    以上、宜しくお願い致します。

    折茂勝巳、冨嶋公明、山本駿一

    【吉田寮:会場参加の同窓会とZoom同窓会の開催要領】

    【会場参加の同窓会】

    日時:519日(火) 開場 11:30~ 受付開始(冨嶋)、 15;30 閉会

    場所:東京・神保町・日本教育会館 9階 喜山倶楽部芙蓉の間 (昨年と同じ会場です)

    〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋 2 – 6 – 2 道案内専用電話 03-3230-2833

    ↓ アクセス地図 (地下鉄:東京・神保町駅 A1出口 徒歩 3分)

    https://www.jec.or.jp/access.html

    会費:卒寮2年以上の方で会場への男性参加者:10,000円。

    :卒寮2年以上の方で会場への女性参加者: 8,000円。(酒類の量考慮)

    :現寮生、卒寮1年以内で、会場への参加者: 5,000円。

    出欠ご回答締め切り:510日(日)(対面及びZOOMとも)

    ZOOM同窓会の開催要領】

    ZOOM会議名、開始日時と時刻、URL、ミーティング ID、パスコード等は、後日メールでご連絡します。

    *操作トラブル時の連絡のため、携帯番号を必ずお知らせ下さい。

    *ZOOMでは、プログラム、講演、参加者

    各位(ZOOMご参加も含む)の近況紹介(2~3分)時 使用。

    その後の歓談以降は、単純に流し放し。

    ホスト:折茂勝巳(助手:山本駿一)

    【同窓会のプログラム:519日(火)】

    (進行:冨嶋公明、山本駿一、折茂勝巳)

    11:30~:会場参加の同窓会 受付開始(冨嶋)

    11:45~:Zoom同窓会 受付開始(リモート・ホスト:折茂)(リモート放映開始)。

    12:00~12:10:開会の言葉、当日のプログラムの説明 。物故者の報告・黙祷 、会計報告。(山本、冨島)。

    12:10~12:30:「舎友会(東京)」の継承について。新同窓生への勧誘について。(折茂、冨岡)

    12:30~13:15:講演・質問:「株価・株価指数の実像ーー現代の株式市場における役割、最近の変動と今後の見通し」 (木村由紀雄)。

    13:15~15:00:乾杯の発声(東京舎友会近藤様)、参加者の自己紹介等、飲食・歓談(冨嶋、折茂)

    15:00~15:30:集合写真撮影、寮歌斉唱(山本、折茂)

    15:30 : 閉会の辞:(折茂)、来年の同窓会の期日・会場、来年度幹事紹介。(リモート放映終了)

    15:30~:前回同様入り口のスぺースで今後の会の進め方など相談致します。 今後の会の名称等についても、ご意見を伺います。

    今回の同窓会の特徴は以下です。

    1)今年も「舎友会(東京)」(我々より10年程先輩の寮生)との合同同窓会となります。

    2)物故者について、お知らせ下さい。黙祷を行います。 2025年5月以降に亡くなられた吉田寮同窓生についての情報をお持ちの方は、アンケート末尾にて お知らせ下さい。

    3) 会場のPCが一台となりますので、リモートご参加の方が会場参加の方とお話ししたい場合 は、ご指名下さい。

    4)閉会後、会場入り口スぺースで今後の会の進め方などの相談を致します。