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  • 2018年11月21日:2018年11月14日に京大当局が発表した「平成30年11月9日の警察への通報について」への見解

    2018年11月14日に京大当局が発表した

    「平成30年11月9日の警察への通報について」への見解

    2018年11月21日

    吉田寮自治会

    2018年11月9日、吉田寮自治会が京大当局に対話を要求する行動を行った際、大学職員から寮生に対する暴力的な行為や、警察導入による威嚇が行われた。この件について、11月11日に寮自治会より抗議声明を発表したところ、11月14日に川添信介学生担当理事・副学長(以下川添理事)文責にて「平成30年11月9日の警察への通報について」と題して「大学としての事実関係の説明」が発表された。今回は、寮自治会として、この「説明」に対する見解を述べておく。

    まず、発表された「説明」文には、以下のような問題点がある。

    問題点1.

    なぜ吉田寮生達が、川添理事らを本部棟前で待ち、足止めして対話を要求し続けたのかという経緯が抜け落ちている。

    問題点2.

    事態が収束しない一番の原因である「当局による対話拒否」問題を解消する道筋を示さないまま、ただ「事態を収束させるために警察に通報した」とだけ言われてもその正当性の釈明になっていない。

    問題点3.

    学内処分をほのめかし、立場の弱い相手を脅すことによって、指示に従わせようとしている。

    問題点4.

    11月9日当時、大学構内に入構した警察の中には、公安警察の姿もあった。警察権力の中でも、公安課とは現国家体制の方針に基づいて、市井の思想や運動を調査し取り締まることを目的とする組織である。大学における公安警察の介入は、教育や研究自由及び構成員らの自主的な活動を脅かし得る行為として、殊更慎重であらねばならない。川添理事文責の「説明」文を呼んでも、公安警察が大学構内に入構するに足る十分な説明が為されていない。

    吉田寮自治会は、川添理事の提示する少人数交渉の条件に全て従い、話し合う場を設定する努力を行ってきた。しかしその交渉も2回で打ち切られ、再開の目処が立っていない。10月17日には公開質問状を提出したが、回答も拒否された。このような状況で、寮自治会は直接川添理事に会いに行くほかなく、対話に応じてほしかった。どうしても立ち去ってほしくなかったのだ。

    しかしながら、意見の違いを擦り合わせ、対立を解消するために対話再開による問題解決を求めた寮生らに対して、「説明」文では学内処分がほのめかされた。これは、「自身の権力や立場の優位性を利用して相手にさまざまな苦痛を与える行為」と等しく、ハラスメント行為の典型であり、到底容認できない。

    吉田寮自治会は、あくまで対話によって現棟の老朽化対策ならびに吉田寮の「退去期限」問題の解決を前に進めていきたいと考えているという立場を改めて強調する。事実の誇張や隠蔽、脅迫といった小細工を行うのではなく、事実関係とこれまでの積み重ねにもとづいて、京大当局との建設的な対話を進めていきたい。

    川添理事および京大当局には、このような脅迫的態度をあらため、一連のハラスメントに対して改めて反省と謝罪を求める。そして、2018年8月30日に中断された交渉を直ちに再開するよう求める。

    なお、本件に関して、当事者である吉田寮自治会側に、自分の主体と責任でもって事実確認を行いたいという学内有志がいれば、我々はいつでも応じる準備があることを表明しておく。

  • 2018年11月12日京大当局による公開質問状への回答拒否および警察導入に対する抗議声明

    京大当局による公開質問状への回答拒否および警察導入に対する抗議声明

    2018年11月12日

    吉田寮自治会

    2018年11月9日、吉田寮自治会が展開した対話要求行動に対し、京大当局の職員から寮生に暴力を振るう、警察を呼んで寮生らを脅す、といった行為があった。このような大学の自治を破壊する行為を、我々は断じて認めることができない。現在の当局の姿勢を厳しく批判するとともに、あくまで話し合いによって「退舎期限」問題を解決し、現棟の老朽化対策を前に進めるべきであるという立場をあらためて表明する。

    以下に、経緯の説明と寮自治会の見解を記す。

    「退舎期限」通告から到来までの経緯

    2017年12月19日に京大当局が「吉田寮生の安全確保についての基本方針」を発表し、当事者である吉田寮自治会への事前の打診や説明、合意形成などを一切行わず、一方的に吉田寮の「退舎期限」を2018年9月末日と定めてからおよそ11ヵ月が経過した。

    この間、寮自治会は、「基本方針」は確約違反であり無効であると当局に説明した。また、当局側担当者・川添信介学生担当理事が、これまた一方的に要求した「交渉に応じるための6条件」を寮自治会が全て受け入れるという大幅な譲歩をしたことで、寮自治会と当局側担当者の当事者間の話し合いの場を実現し、吉田寮の「退舎期限」問題について意見と立場が異なる両者間で、対話によって意見をすり合わせる努力を行ってきた。交渉の場では、吉田寮現棟の老朽化対策案について、寮自治会から複数の改修案を提案し、当局の見解を問うた。(ちなみに、現棟の老朽化対策については、前前任、前任の学生担当理事は、京都市条例を適用した補修案を採用することについて団体交渉を経て寮自治会と合意し、確約を結んで実現に向けて取り組んでいる途中であった)

    しかしながら、寮自治会より提案された現棟の老朽化対策案について、2018年に開かれた交渉の場で、当局は「検討中である」以上の返事をしなかった。7月13日交渉では、寮自治会側交渉出席者へ川添理事が恫喝を行い、8月30日の交渉においては、川添理事の恫喝行為について話し合っている最中に当局側出席者全員が途中退席した。その後、寮自治会からの交渉要求に対して、川添理事は「話し合える状況ではない」と交渉を拒絶した。

    公開質問状の提出

    当局が一方的に定める所の「退舎期限」である2018年9月末日が経過し、吉田寮の生活基盤の破壊行為が当局によって行われた。具体的には、電話回線の遮断、物品支給の停止、寮内労働者の寮外への配置転換である。これらの行為について、寮自治会は、2018年10月17日に京都大学総長・教育研究評議会・学生生活委員会の三者に対して、期間決定を行ったプロセスと判断根拠について問う公開質問状を提出し、回答期限を10月末日に定めた。期限を過ぎても回答が来なかったので、寮自治会が厚生課窓口で催促した所、厚生課長補佐より「公開質問状には回答しないことになった」「回答期限と言っても、君たちが勝手に設けただけだ」とのみ告げられた。その場で回答拒否の理由や機関決定である証拠の開示を求めたが、応じられなかった。

    公開の場での話し合いや、情報公開連絡会など、吉田寮に関わる当事者が直接当局側担当者と話す場を一切遮断されている現状、公開質問状の回答拒否が宛先である役職者・会議体によって本当に機関決定されたものであるのかどうか、我々には知る術がない。このため、寮自治会は、11月9日の学生生活委員会の会議の前後に、出席する教員らに直接、以下の内容を話しに行った。すなわち、公開質問状回答拒否の判断理由を問い、「吉田寮の退去期限問題」は話し合いによって解決したい意思を表示し、10月18日の当局による大学構内への警察大量導入行為について公的に説明することを要求した。

    11月9日に京大構内で起こったこと

    会議終了後、何人かの教員達が寮生との会話に応じる一方で、18時20分頃に委員長である川添理事、井垣達吏学生生活委員会第三小委委員長、高倉喜信同副委員長が、30人ほどの職員に囲まれて姿を表した。川添理事らに、回答拒否の理由を尋ね、寮自治会との話し合いの場を設けるよう要求しようとした所、職員たちによって寮生らが羽交い締めにされて引き剥がされ、身体を引っ張られたり押されたり、強引に掴みかかられたり、至近距離で怒鳴りつけられたりと、騒然とした状況を引き起こされた。職員たちは、自分が顔を覚えていない寮生に向かって「お前は誰や」と執拗に高圧的に聴き続け、挙句の果てに「俺が知らんかったらお前は学外者や、出て行け」と怒鳴りつけた。またある職員は「(吉田寮から)さっさと出て行ったらええやんけ」という暴言を吐いた。それでも、寮自治会が川添理事の話し合い拒絶や大学当局の公開質問状回答拒否について抗議を続けた所、18時30分頃に「学生部長に許可を得たから入構した」と述べる警察が約10名程入構し、現場にやって来た。なお、駆け付けた警察は「揉めていると聞いて来た」「話し合いできないの?」などと発言していた。

    川添理事らと警察が引き上げた後、寮自治会は、「一方的に退去期限を通告され生活基盤が破壊されているさなか、話し合いによって解決するよう求めている吉田寮自治会の行動に対して、京大当局が警察に通報した」旨を職員らに抗議し、「二度とこのように警察に通報しないよう約束をしてくれ」と要求した。学生部長は「事態の収拾を付けるために警察を呼んだ」と説明し、二度と警察を呼ばないという約束はしなかった。職員の中には「警察を呼んで何が悪いんや」と野次を飛ばす者や、「吉田寮自治会と団交して、補修案に合意した前任の学生担当理事は頭がおかしかった」と発言する者がいた。学生部長が「警察を呼んでも逮捕者を出さないよう努める」と発言する一方で、またも20時過ぎには当局職員が通報し、再び警察が入構した。駆け付けた警官は呼びつけられて放置され、「どちらが呼んだのか」と訝しむような状況であった。結局、学生部長は何も説明しないまま、パトカーに乗り込み警察と共に大学を去った。

    表明

    上述の当局の態度に対し、我々は断固として抗議するとともに、非常に悲しく残念に思う。

    大学とは、学術研究機関としての質を保ち向上させ続けていくために、公共性を志向し、様々な立場の当事者が関わり合い、対等な立場での対話によって運営していくべき場所である。となれば、国家権力などをやみくもに介入させるのではなく、意見が異なる状況でも、当事者間での対話によって合意形成する努力を大切にするのが大学のあるべき姿ではないのか。それが、先人たちの努力によって築かれてきた「大学自治」の価値ではないか。「警察を呼んで事態を収拾させよう」という姿勢は、大学自治の放棄以外の何物でもない。また「警察を呼んでも逮捕者を出さないように努める」という職員の発言は、あたかも警察権力を自分達の思うように動員しコントロールすることができるかのような思い上がりのあらわれである。

    さらに、権力を持っている大学側が一方的な決定を学生ら当事者に押し付けたり、警察を呼びつけて威嚇することによって従属させようとしたりする姿勢は、教育機関としても間違っており、早急な改善が必要である。大学においては、学生ら当事者を、「一方的に決定を押し付け、従属させる対象」として扱うのではなく、意見の相違を双方の努力によって擦り合わせるための対話相手として扱うべきである。

    京大当局が、寮自治会の「話し合いによって意見の対立を解決しようとする努力」を蔑ろにし続けていることを我々は批判する。そして、吉田寮自治会などの京都大学に関わる当事者の行動に対して、警察など第三者権力を導入して威嚇するような行為を二度としないと約束するよう求める。また、早急に公開質問状へ回答し、吉田寮自治会との話し合いに応じるよう改めて求める。

  • 2018年11月9日の警察導入について

    2018年11月9日の警察導入について

    2018年11月9日、吉田寮自治会が展開した対話要求行動に対し、京大当局の職員から寮生に暴力を振るう、警察を呼んで寮生らを脅す、といった行為があった。このような大学の自治を破壊する行為を、我々は断じて認めることができない。現在の当局の姿勢を厳しく批判するとともに、あくまで話し合いによって「退舎期限」問題を解決し、現棟の老朽化対策を前に進めるべきであるという立場をあらためて表明する。(11月12日声明より)

    11月12日 吉田寮自治会、「京大当局による公開質問状への回答拒否および警察導入に対する抗議声明」発表。

    11月14日 京大当局、京大ウェブサイト上に「平成30年11月9日の警察への通報について」なる文書を発表。

    11月21日 吉田寮自治会、上記11月14日文書に対する見解ならびに公開質問状を発表。

    12月19日 公開質問状の回答を求めて学生部窓口を訪問。しかし職員は、警察導入の具体的決定プロセスについて「11月14日にウェブサイト上で説明した。それ以上の回答はない」と回答。また回答する権限がある人への取次ぎも拒絶された。

    この問題に関するビラ → 『吉田寮タイムズNo4

  • 2018年10月26日:京大当局による大学構内への警察大量導入に対する抗議声明

    京大当局による大学構内への警察大量導入に対する抗議声明

    2018年10月26日

    吉田寮自治会

    2018年10月18日午後、本学本部構内に20人をゆうに超える警察官及び警察車両が動員される騒動があった。その際、15人あまりの警察官が1人の人物を羽交い締めにし、教育推進・学生支援部棟から建物の東側に駐泊した警察車両へと連行した。併せて、厚生課窓口に至る通路を複数名の警察官がおよそ2時間に渡り封鎖した。また、警察官が駆け付けた学生らをみだりに撮影した。

    当日、一部メディアにより「川端署によると、逮捕容疑はキャンパス内で職員の退去要請に応じなかったというもの」と報道が為された。

    これら一連の京大当局による大学構内への警察大量導入行為は、大学自治に対する深刻な破壊行為であり、我々は断固としてこれに抗議する。

    そもそも、「学外者」であればみだりに構内からの不退去を要請しても良いという発想に問題がある。学術・研究・教育機関であり世界中から資源を集約している京都大学への入構は、万人が有する当然の権利である。また、現在京大当局が「学外者」として名指している諸個人のうちには、「放学処分」によって一方的かつ不当に「学外者」とされた者も含まれている。

    このように、職員による退去要請自体が正当なものであるか疑わしい状況で、警察権力をいたずらに導入し、「学外者」を暴力的に排除し逮捕勾留という人権侵害を促す行為を京大当局が積極的に行ったという事実は、大学自治への破壊行為として到底看過できない。

    本件に携わった当事者は、公の場で説明責任を果たし、被害者の人権恢復に尽力し、自ら壊した大学自治の修復に向けて労力を払うべきである。

    2018年10月26日 吉田寮自治会

  • 2018年10月20日報道機関のみなさまへ

    報道機関のみなさまへ

    2018年10月20日

    吉田寮自治会

    日頃より当寮をご支援いただきありがとうございます。

    昨年12月19日に「吉田寮生の安全確保についての基本方針」を大学当局が公表して以降、当寮を取り巻く環境は厳しさを増しております。

    大学当局との情報発信力の格差もあり、当寮の現状、主張を大学に伍して伝えていくことが困難な状況の中、テレビ、新聞、雑誌、ネットなどによる報道は、我々寮生にとって大きな援けとなっています。今後ともご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

    さて、本日は上記御礼と併せて、報道機関のみなさまにお伝えしたいことがございます。

    昨今の多くの寮に関する報道の中には、大学の対応に批判的なものも多く、その点においては、我々の主張をご理解いただいていると認識しております。ただ、記事によっては、当寮への十分な取材がなされていないと思われる内容や、本学教員の当寮に対する姿勢について、当該教員の研究対象を揶揄しているとも取れる表現を用いて批判する内容が見受けられます。

    現在、吉田寮自治会と大学当局の間には、吉田寮現棟の補修および現棟・新棟における寮生の居住継続を巡る問題(以下「在寮期限問題」という。)について見解の相違があり、その点では当局と対立しています。しかし、たとえ在寮期限問題において寮生が強く批判している教員であっても、在寮期限問題へのスタンスとその教員のこれまでの研究業績、学生指導の姿勢などについて無条件に同一視すべきではなく、在寮期限問題について批判を行う中で、合理的な関連性が認められないにもかかわらず、当該教員の研究対象や教育研究に対する姿勢を揶揄することは、寮生の本意ではありません。

    吉田寮自治会は、歴代寮生が大学当局との話し合いにより獲得・維持してきた正当な権利に基づき、学生への福利厚生を維持拡充していくという正当な目的を持って在寮期限問題に臨んでいます。そして現在は残念ながら対立している大学当局とも、最終的には同じ方向を向いて、学生の生活環境向上のために協働していくことを目指しています。ゆえにパートナーである教員に対して敬意を払うことは当然であり、敬意を払うからこそその姿勢や行動を厳しく批判できるものと考えています。

    報道の自由の重要性は改めて述べるまでもありませんが、同様に吉田寮生にも、自身あるいは寮としての考えについて、正確に伝えられる権利があると考えます。

    当寮は広く社会に開かれており、取材についても寮自治会に対しお申し込みをいただければ、事前に寮自治やこれまでの寮の歴史、生活空間としての寮のプライバシーの尊重などについて十分ご説明し、ご理解いただいた上で、時間の許す限り対応いたします。

    報道機関のみなさまにおかれましては、まずは来寮し、寮生の生の声、想いをお聞きいただいた上で、当寮に関する報道をしていただきますよう、お願い申し上げます。

    今後とも変わらぬご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

    お問い合わせや取材のお申込みについては、下記の自治会連絡先にお願いいたします。

    電話:070-3870-3599 メール:yoshidaryo.jichikai@gmail.com

  • 2018年10月17日質問状ならびに要求書

    京都大学総長 山極壽一 殿

    京都大学教育研究評議会 御中

    京都大学学生生活委員会 御中

    公開質問状ならびに要求書

    2018年10月17日 吉田寮自治会

    2018年10月1日及び15日、大学職員2名が突然来寮し、吉田寮現棟及び西寮の玄関に「退舎通告」なる文書を貼り付けた。

    ——-10月1日に貼りだされた文書——

    吉田寮に居住する学生各位

    退舎通告

    吉田寮に居住するすべての学生は、「吉田寮生の安全確保についての基本方針」に基づき、本年9月末日までに退舎しなければならない。

    ついては、まだ吉田寮を退舎していない学生諸君は、直ちに退舎するよう通告する。

    なお、本年10月1日以降に吉田寮に居続けることは不法占有となるので、念のため申し添える。

    平成30年10月1日

    京都大学学生担当理事・副学長

    川添信介

    また10月1日に吉田寮の固定電話が使用できなくなり、翌日厚生課に問い合わせたところ大学当局が遮断したことが明らかにされた。この他、これまで寮生の福利厚生のため大学が直接・間接に雇用し派遣していた複数の寮内労働者が9月末を以て配置転換される、寮に対する大学からの物品支給が差し止められるといった事態が発生している。

    これらについて、以下に吉田寮自治会としての見解を述べる。

    1、そもそも「吉田寮生の安全確保についての基本方針」は、当事者である吉田寮自治会との何らの話し合いなきまま「決定」されたものである。これは「大学当局は吉田寮の運営について一方的な決定を行わず、寮自治会と話し合い、合意のもとに決する」とするこれまでの確約に反するものである。ゆえに「本年9月末日まで」の退去期限は無効である。

    私達は、吉田寮現棟の安全性を向上させる上で、学生の福利厚生を出来る限り縮減することなく速やかな老朽化対策工事を実施することが重要であると考えている。安全性の上で何ら問題のない新棟の使用継続は当然である。過去二度の交渉でこれらについて川添理事が納得することはなかったが、だからといって、話し合いを打ち切って一方的な「決定」のみを連呼しても、肝心の現棟老朽化問題の解決には結びつかない。

    2、現に吉田寮に寮生が住み運営していることを無視して、当事者には何の連絡もなく一方的に福利厚生を縮小したり、生活基盤を破壊することは認められない。特に吉田寮を運営する寮自治会と現場の大学職員との重要な連絡ツールでもあってきた固定電話を停止することは、建物の維持管理や双方の円滑なコミュニケーションに支障をきたすという点からも問題である。

    以上を踏まえ、以下計8点について質問と要求を行う。 10月31日までに回答されたい。

    なお、学生担当理事である川添信介氏は8月28日に発出した文書において意図的に吉田寮に関するデマゴギーを発信し、吉田寮自治会から抗議声明が出ているにも関わらず、いまだデマゴギーの訂正や謝罪を行っていない。また、吉田寮自治会からの交渉要求に対しても一方的な拒絶を表明している。他にも、7月13日交渉で川添氏が行ったハラスメントについて、被害者から謝罪を求められているにも関わらず、居直り続けている。このような状況で、川添氏においてはまず自身の問題行動を振り返り、当事者に謝罪し、寮自治会との関係を修復する努力をまず行うべきである。それらを伴わない川添理事には吉田寮に関して公的に発言する適格性がない。したがって本質問状の宛名にある各機関が、各々の責任において回答することを求める。

    質問1

    電話回線を止めたことについて、どのようなプロセスを経て機関決定を行ったのか。また判断根拠はなにか。

    質問2

    物品支給を停止したことについて、どのようなプロセスを経て機関決定を行ったのか。また判断根拠はなにか。

    質問3

    寮内労働者の配置転換について、どのようなプロセスを経て機関決定を行ったのか。また判断根拠はなにか。

    要求1 固定電話の回線を復旧させること。

    要求2 物品支給を再開すること。

    要求3 寮内労働者を再配置すること。

    要求4 今後同様の一方的な生活破壊行為を行わないこと。

    要求5 吉田寮の安全確保・老朽化問題の解決のために、話し合いの場を設定すること。

  • 2018年9月4日の台風による被害報告

    2018年9月8日

    2018年9月4日の台風による被害報告

    吉田寮自治会

    1 はじめに

    2018年9月4日、近畿・四国地方を北上した台風21号により、広い範囲で多くの甚大な被害が発生したと聞いています。被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。また、そのような中、多くの方々に吉田寮の状況を気にかけていただきました。誠にありがとうございます。

    2 被害状況

    今回の台風により、吉田寮においても建具の破損、樹木の倒壊およびそれによる屋根の損壊などの被害が発生しました。なお、寮生の人的被害は確認されませんでした。

    *** 被害状況の詳細 ***

    現棟

    窓ガラスの破損 約10か所

    土壁の剥落 2か所

    外部出入り口扉の破損 2か所

    屋根(瓦、軒先)の破損 5か所

    安全のための自主的な停電:一部の部屋

    (5日中に安全確認をして電気を復旧させましたが、念のため一部の部屋は停電措置を取っています)

    食堂

    なし

    西寮

    外部出入り口扉の破損 1か所

    中庭・外部

    根元からの倒木 3本

    幹・枝折れ 多数

    3 これからの対応

    災害復旧作業

    ・建物被害の修理、電気系統の安全確認と復旧

    ・倒木の処理、折れて宙づりになっている枝の処理(※)

    大学当局と連携しながら至急行っていく予定です。

    更なる対策

    ・樹木剪定

    ・災害時の対策強化

    復旧作業と並行しながら、行っていく予定です。

    ※ 吉田寮の樹木に関して

    吉田寮には長年をかけて成長した樹木が鬱蒼と生い茂り、独特の景観や豊かな生態系を作り出しています。一方、建築的な観点 からは、継続的な剪定・伐採の必要性が指摘されていました。寮自治会は2017年春に、剪定・伐採の職人さんの協力をいただいて一部樹木の試験的な剪定を行い、この秋にも剪定を進めることを予定していました。

    また、これまでも強風や大雪などの影響で、樹木の破損などが発生していました。その都度、寮生らで折れた枝や建物に接触している枝の剪定を行ったり、大学に撤去を要請するといった対応をとってきました。今回の台風の被害に関しても、既に一部の樹木は寮生らの手により撤去・処分が完了しています。

  • 2018 年 6 ⽉ 18 ⽇に発⽣した地震への対応と安全確保についての⾒解

    2018年6月18日に発生した地震への対応と安全確保についての見解

    2018年6月22日

    吉田寮自治会

    今回の地震で被害に遭われた方々、その関係者の方々に謹んでお見舞い申し上げます。

    2018年6月18日午前7時58分頃に発生した地震で、本学吉田キャンパス周辺でも震度4が記録されました。吉田寮自治会は寮生の安全確保を行った後、寮建物の目視による調査を行い、以下の被害状況であることを確認しました。

    吉田寮現棟[木造2階建:1913年竣工]

    ・各棟廊下壁土の小規模な剥落

    ・北寮東側階段蛍光灯の蛍光管落下

    ・安全装置作動による、ガス供給の一時停止

    吉田寮新棟[木造・RC混構造 地上3階地下1階:2015年竣工]

    ・安全装置作動による、ガス供給の一時停止

    ・安全装置作動による、エレベーターの一時停止(内部への寮生の閉じ込めなし)

    建物の被害については上記の通りであり、寮生の人的被害は確認されませんでした。地震当日は本学の創立記念日で全学の休業日にあたり、大学職員の訪問による被害確認は行われませんでしたが、吉田寮自治会は地震直後から状況確認に努め、生活インフラの復旧等、必要な措置を講じました。これは長年に亘る寮生自治の所産であり、また寮生個々人の日頃からの防災意識の表れであると考えます。

    今回の地震で吉田寮生および建物に重大な被害が出なかったことは不幸中の幸いでしたが、吉田寮自治会として、この事実を以って吉田寮現棟の耐震性を過信し、老朽化問題を軽視することは決してありません。今回の地震発生以前から存在する、老朽化による危険箇所については吉田寮自治会も把握しており、近い将来に発生する可能性が高い南海トラフ巨大地震など、より大規模な災害に対応する必要性を再認識し、より迅速かつ効果的な防災対策の実施を目指し、寮内活動を開始しました。

    吉田寮現棟の老朽化については、吉田寮自治会と大学当局の間で対策の必要があるという点で認識が一致しており、これまで吉田寮自治会は現棟の大規模補修に向けて長年に亘り大学当局と話し合いを重ねてきました。残念ながら、川添副学長の体制のもとでは交渉の機会が持てていませんが、今後、可及的速やかに協議を行い、寮生の安全を確保する施策を共同で実行すべく、大学当局に早急な交渉の再開を求めます。

    一方、2015年に竣工した吉田寮新棟は、耐震性が確保された堅牢な建物であり、平常時の居住に何ら問題はなく、また災害時の避難拠点として不可欠であると考えます。吉田寮自治会は大学当局に対し、昨年12月19日付「吉田寮生の安全確保についての基本方針」の中で大学当局自身が目的として掲げている、「可能な限り早急な学生の安全確保」を円滑に実施するため、吉田寮新棟における吉田寮生の居住継続を認めることを求めます。

    現在、吉田寮を巡る諸課題について、吉田寮自治会と大学当局の間に意見の隔たりがあることは事実ですが、寮生の生命・身体の安全を守るという目的は互いに共有しているはずです。吉田寮自治会は、大学当局が老朽化対策交渉の再開、寮生の新棟居住継続について誠実に検討し、寮生のより安全な生活環境確保に協力することを求めます。

    以上

  • 2018年5月23日付報道に関する吉田寮自治会の見解

    2018年5月24日

    吉田寮自治会

    2018年5月23日付報道に関する吉田寮自治会の見解

    5月23日、本寮の寮生が道路交通法違反の容疑で逮捕されたという報道があった。本件について、吉田寮自治会は一切関与していない。また当該行為を吉田寮自治会として是認・推奨するものではない。

    にもかかわらず、本件に関する一部の報道において、実名ならびに住所が公開されることによって、吉田寮に居住していることが恣意的に言及されている。この点について、京都府警および各報道機関に対して抗議する。

  • 2018年2月22日:2018年吉田寮春季入寮募集宣言

    2018年 吉田寮 春季入寮募集宣言

    ( Manifesto of Yoshida dormitory’s recruits 2018 spr. : Check QRcode below /2018年 吉田寮 春季入住者招募宣言)

    2018年2月22日

    吉田寮自治会

    2017年12月19日、京都大学は『吉田寮の安全確保についての基本方針』を公表しました。この方針には、京都大学が2018年1月以降の吉田寮への新規入寮を認めないことなどが記されています。

    Last december, Kyoto University published “The Basic Policy of safety of Yoshida-dorm”. In this policy, Kyoto University prohibits the dorm from accepting new students, effective as of January 2018.

    2017年12月19日,京都大学公布了『吉田寮の安全確保についての基本方針』(关于确保吉田寮安全的基本方针)。该方针明确指出,京都大学不认可吉田寮在2018年1月之后进行新的入住者招募。

    しかし私たち吉田寮自治会は、学生の福利厚生施設・セーフティーネットとしての寮であるために、またその自治・自主管理を続けていくために、今まで通り新規入寮者を受け入れることが欠かせないと考えています。ですから、私たちは2018年度春期も入寮募集を実施します。

    However, we, Yoshida-dorm committee, will not follow this policy. Yoshida-dorm has been a welfare facility as well as a safety net, securing basic human rights of students. This has been achieved through sovereignty and autonomy of dorm independence from Kyoto University. In order to keep it that way, we believe it is necessary to continue exercising our rights. We will be accepting new dorm applications for spring 2018.

    但是吉田寮自治会(以下简称“我们”)认为,吉田寮作为学生的福利设施和生活保障必不可少。以及为了延续吉田寮的自治和自主管理,入住者招募仍需按照以往的方式进行。所以,我们决定依旧实施2018年度春季的入住者招募。

    吉田寮は京都大学の福利厚生施設です。すなわち、何らかの理由で京都大学に通う必要がある・通いたい学生のための施設です。吉田寮はここ約30年にわたって入寮資格を自主的に拡大し、年齢・性別・国籍を問わず京都大学の学籍を有する者に住居を提供してきました。

    Yoshida-dorm is a walfare facility in Koyoto University for people who need to go to kyoto University.Yoshida-dorm has been expanding in eligibility qualifications independently from the University over the course of 30 years, and now, anyone can apply, regardless of student status, sex, or nationality.

    吉田寮是京都大学福利设施。换言之、是为需要上学的学生给予便利的设施。吉田寮在最近的30年间,自主扩大了入住资格。不论年龄,性别,国籍,吉田寮为有需要的京都大学学籍者持有者提供住所。

    もしいま吉田寮が入寮募集をやめたら、大学側が提供している経済・住居支援は代わりとなるでしょうか。

    If Yoshida-dorm stop accepting new dorm applications, will Kyoto University financial and housing support be alternatives for Yoshida-dorm?

    如果现在吉田寮停止入住者招募、由大学提供的经济支援和住居支援能作为代替吗?

    ――答えはNoです。京大の授業料免除・奨学金制度には問題があります。異なる保障もまた必要です。

    ――The answer is No. Kyoto University finantial supports has many problems.

    ――答案是No。大学提供的学费减免制度和奖学金制度有不足。必须有其它方式的生活保障。

    ――答えはNoです。研究生・留学生等が安く簡単に住める寮がありません。大学管理寮は不十分です。

    ――The answer is No. There is no other dorm that is affordable and that can be enrolled relatively easily by foreign students

    ――答案是No。大学管理的宿舍有不足。没有能够让研修生和交换生等方便而低价入住的宿舍。

    ――答えはNoです。大学管理寮の入居上限は1年で、セーフティーネットとして機能していません。

    ――The answer is No. You can live for only one year in other dorms maneged by Kyoto university.

    ――答案是No。大学管理的宿舍的居住年限为一年,作为生活保障有所欠缺。

    吉田寮は大学で学ぶ人・学びたい人のセーフティーネットであり続けてきましたし、そして今後もそうあり続けたいと考えています。不断の努力によってこそ、このような福利厚生施設およびその基盤である自治・自主管理は存続できます。

    Yoshida-dorm has been a welfare facility as well as a safety net, securing basic human rights of students.And we think that we would like to continue as it is in the future. With constant efforts, and autonomy as well as self management at its foundation, welfare facilities can survive.

    吉田寮一直致力于为有学习意愿的学生的提供应有的生活保障,并且希望今后也能如此。维持这样的福利设施,以及本福利设施的基础:自治和自主管理,需要不断的努力。

    また、吉田寮では物事を考える上で当事者と対話し、合意形成を図るということを何よりも大切にしてきました。この当事者との対話を尊重するのであれば、入寮募集を行なった上で、その希望者に対し真摯に今の状況を説明していくべきであると私たちは考えます。私たちはこの場所を求める人たちをある日突然追いだしたり、話し合いを打ち切ったりすることは決してしません。「窓」はいつも開かれています。

    Yoshida-dorm cherishes the importance of forming consensus by talking with the parties in considering things.So,we think Yoshida-dorm Should not stop accepting new applications and that We should explain the current situation seriously to the applicants. We will never force out people who ask for this place suddenly one day or stop discussing. “Window” is always open.

    在吉田寮,解决矛盾的首要原则是“三思,当事人进行沟通,通过沟通达成共识。”正因如此,我们十分尊重与当事人的对话,在进行入住者招募时,我们认为有必要真诚地说明宿舍现在的状况。我们绝对不会突然把需要这所宿舍的人赶出去,或是拒绝与当事人的沟通。沟通的“窗口“一直是敞开的。

    今や京都大学では、自由と対話ではなく管理と命令が行われようとしています。しかし、私たちはあくまでこれまで通りに自治を主張し、当事者らと大学との話し合いによる老朽化対策の取り扱いを求めます。私たちは約40年にわたり話し合いで老朽化対策を前進させてきました。いま前進を妨げているのは、過去を軽んじて現状を誤認し、未来を命令する京都大学です。「窓」を閉ざしているのは京都大学です。したがって、これまで結んできた確約に則る話し合いをせず一方的に入寮募集を停止させる京都大学に抗議します。

    We have been thinking and making progress in finding a solution for the deterioration through discussion with the university for 40 years. So, We insist on self-governing of Yoshida-dorm as before and seek handling of solution for deterioration by discussion between parties and Kyoto university. Now,Kyoto University misunderstands the current situation by mistaking discussion in the past and Interfere with the progress. Therefore, We are protesting against Kyoto University because they have forced us to stop accepting applications one-sidedly without discussion.

    现在的京都大学轻视自由和沟通,重视管理和命令。但是,我们仍主张一直以来的自治,并且希望入住者和大学方面通过沟通来决定关于房屋老朽化的对策。我们在此问题上已经花了大约40年。然而大学方面对于过去历史的轻视,对于现状的错误认识,以及对于未来的命令姿态阻碍了问题的解决。京都大学向我们关闭了沟通的“窗口“。所以,对于京都大学无视至今为止缔结的条约,不通过沟通,单方面的禁止入住者招募的行为,我们表示抗议。

    私たちは2018年度春期も入寮募集を実施します。来たれ、入寮希望者。

    We will be accepting new dorm applications for spring 2018. We welcome your application.

    我们决定照旧实施2018年度春季的入住者招募。欢迎你、新的入住者们。